読書感想として.08.31

読書感想として。
話題となった中国SF小説「三体」読みました。
図書館で借りられるアテもなさそうなので、貧乏だけどトチ狂ってお金払って購入しましたとも。
さらに何を考えたか電子書籍で購入したという…。
(文庫化まで待てなかった意志の弱い白石…。それに電子書籍だと出先でも少しずつでも読めるから良かったんですよね。あのハードカバーを持ち歩くにはちょっとしんどい)

お金を払った分だけの価値は十分にあったと思うのですが、日本人が中国社会を舞台にした物語を読む時の不便さとして

・地名の具体的な場所がわからない。
(まぁ中国以外の海外の作品を読むときもそうですが)
・地名と人名の区別がすぐにはつかない。
(まぁ中国以外の海外の…以下略)
・人名の男性名と女性名がすぐにはわからない。
(でも宇宙論研究者が女性って知った時、登場人物も女性とわからなくて驚いたシーンがあったので、中国人でも名前だけでは男性か女性かはわからない場合もあるらしい?)
でもこれらを言うなら「三国志」とかパール・バックの「大地」はどーなんだ、となるのですが。

あとこの作品ってアメリカで翻訳されたとあるのですが、その場合人名は発音をアルファベット表記で漢字表記は無しだったのでしょうか?
日本人だと登場人物の名前が漢字で書かれると、なんとなく文字からのイメージが出来ると思うのですよ。

タフガイ系の史強(中国読み「シー・チアン」、日本語読みだと「し・きょう」。通称大史「ダーシー」)さんはイメージ通りなんだけど、それは漢字で書かれたからすぐにイメージがわいたけど、カタカナで書かれたら名前を覚えるのにちょっと苦労しただろうな、と思ったり。
重要人物の葉文潔(中国読み「イエ・ウェンジェ」日本語読み「よう・ぶんけつ」)さんも、知的で作中に果たした行動を思えば、ぴったりな名前だと思います。

あと作中で日本人オタクにはおなじみの「銀河英雄伝説」がしれっと出てきて驚いたり。
(中国でも人気なんですね。作者の劉慈欣氏は小松左京も好きだ、とどこかで読んだっけ)

他にも日本と中国だと食事がすぐに想像できるから、葉文潔さんが僻地の研究所で遅い時間に食堂に行ったら饅頭と漬け物しか残ってなかったシーンでは
「…肉まんのよーなもの?」
と想像してました。

あと作者は日本人女性をどうイメージしているんだろう?
恵子さんとか智ちゃんとか(←智ちゃんかよ!)

なんだかしょーもない事を書き連ねてしまいましたが、「三体」のちゃんとしたレビューが読みたい人は他をあたってください。

他にも書きたい事があるので、また後日。

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