ネタまとめとして.06.18

自分で自分を追い詰めるために、下書きでもネット上にあげてみる。
(後日文章を整えると思うので、本にした時とは違う文章・内容になっている可能性は∞)

「ハルやんはやっぱり、東京の医大に行くのか〜?」
教室で帰り支度をしていた四宮に、幼なじみのミツルが声をかけてきた。
「一度向こうで勉強してみたいしな」
父親と離れたかったというのもあるが、それは幼なじみには言わなくてもいいだろう。
自分も家を出たかったが結局家から通える専門学校にした、などとミツルの愚痴めいた言葉を聞いていたら、
「そーいや隣のクラスに佐々木っていたじゃん? 佐々木つぼみ」
ミツルはのんびりと同級生の名前を挙げた。
お互い話したことはないにしても、その名前だけは知っていた。
自分と同じオメガの少女。
オメガは…オメガだけが、アルファ・ベータ・オメガをかぎ分けられる。
それ以外の性だと、専門の検査を必要とするか、オメガフェロモンに強く惹かれるかそうでないかで自分の性を知る。
入学したばかりの頃、すれ違いざまに互いの匂いをかぎ取り、相手が自分と同じ存在であることを知った。
知ってはいてもあえて関わりを持とうとはしないまま、この時期を迎えた。
「あいつさー、オメガだったらしいよ?」
ミツルの何気ない言葉に、四宮の胸がちくりと痛んだ。
「んだから、高校卒業したらどっかの家に嫁入りするんだって」
オメガだけが、アルファを産み出す事が出来る。
そのためアルファを得る手段として、オメガとの婚姻を望む者も多かった。
佐々木もそんな家に望まれて行くのだろう。
「…ふーん…」
「ハルやんはお父さんからオメガの事とか聞いているからそんなに興味ないかもしれないけどさー。俺、オメガに会った事なんかないもん。でも同じ学校にいたなんてびっくりだよなー」
自分もオメガなんだけどな、と思うと、目の前の幼なじみに対して怒るよりも苦笑が漏れた。
「…でも、ミツルは同じ学校にいて何度かすれ違ったかもしれないのに、佐々木がオメガだって事、気付かなかったんだろ?」
「う〜ん、そう言われればそうなんだけど…」
こうしてオメガと話しているのに気付かないじゃないか、とはさすがに口にしなかったが、この友人とのんびりとしたやりとりに胸の痛みも消えていく。

…うん、ちっとも面白くないってぇのは、自分でもよぉぉぉくわかってますから!
コミケに「コウノドリ」の新刊があることが重要なんだから!
たとえ誰にも手に取ってもらえなくってもな!

こーしてまとまったネタをちょくちょく上げていけば、締め切りに間に合うかもしれない! …と、淡く儚い期待を持ってみる。

おまけ
地震怖い…。

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