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2009年11月30日
サイト更新+雑記.11.30
2006年に発売されたゲーム「ブラックジャック 火の鳥編」の感想を雑記集にアップ。
ちゃんとイラストなり小説なりをアップできればいいのでしょうが、黒男さんに関係した感想という事にしておいてください。
(辰黒萌え要素は無かったけれど、タカクロ萌え要素はてんこもりでしたよ。あのゲームは)
他、おまけの雑記として、映画「WAVE」の感想も書いておきます。
興味のある方だけどうぞ。
テレビで紹介されていたので観てきた「WAVE」。
内容はドイツのありふれた高校で、
「独裁とは何か?」
を考える授業にて、擬似的に独裁制を敷いてみると、教師の思惑を大きく外れて生徒達が暴走していく…。
と、「実際にありそうな事件」であるからこそ、観る者にじわじわと恐怖感を与える映画でした。
この映画の原作の小説は、1967年アメリカにて実際に行われた授業が元となっているそうです。
この授業を受けたら、間違いなく生涯に渡ってトラウマをかかえそう…。
カロ役(独裁になじめなず、反発していく生徒)の役者インタビューにて、
「もし自分がこの状況に置かれたら、自分はどんな態度を取るだろうか、と考えてみてください」
とあったのですが、自分の主張をあまり述べない白石は、99.999…(以下略)%の確率で、この独裁ルールに何の疑問も持たず、喜んで参加するだろうなー、と想像してみたり。
個人的な意見ですが、この授業の指導者の役割を果たしたライナー・ベンガー教諭(ユルゲン・フォーゲル)は、授業の最後のシーンにて、自分なりに
「独裁の危険さ・統一された集団の怖さ」
を訴えたのに、犯罪者として警察に連行されたのが納得いかない。
(まあ、生徒の一人が自殺して、一人が重傷を負ったのだから、事件にはなるんだけどさぁ…)
実際に映画館まで足を運んで映画を観る場合
「どのような年齢層の人が、この映画を観にきているのか」
というのも興味深いものだと考えていますが(この記事を読んでいる方で、興味が湧いたら自分が観に行った映画館の観客を見回してみるのも楽しいかもしれません)、白石が観た回は、年輩の方が多かったような気がします。
ところでこの授業にて決められた「独裁のルール」が
1.先生には“様”をつける。
2.許可無く発言しない
3.仲間は助け合う。
4.白シャツを着る。
でした。
私服が認められているドイツの高校では「独裁のルール」かもしれませんが、日本の高校生活を送った白石には
「学校に制服(白シャツ)を着て行くのは当たり前なのでは?」
としか思えませんでした。
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2009年11月22日
腐女子の戯言.11.22
今日の夕方何気なくテレビをつけていたら、さんまさんのトーク番組が放映されていました。
んでゲストの田中義剛さんとのトークで
さんま氏「関西人はお茶漬けが好きだけど、俺の前の嫁さんは嫌いでな〜。
漬け物なんてお茶漬けと合わせるために発達したよーなモンやで」
田中氏「僕、青森の出身ですが、お茶漬けなんてそんなに食べませんし、漬け物って言ったら食べ物がない冬の保存食扱いで、基本的にはわびしい物扱いなんですよ」
(トーク内容はうろ覚え。大体こんな事を言っていたよーな気がします)
これ聞いた時、
「黒男さんって、間違いなく関西の人なんですね」
としみじみ痛感しました。
学生時代、試験勉強かなにかで辰巳君と一緒にご飯を食べるとき
「辰巳、飯」
「…なぁ間、昨日もお茶漬けじゃなかったっけ? 楽なのは認めるけど」
(関東人の私としては、辰巳先生はVシネマの東京出身という説を支持します)
なんてあったかも? と腐女子の妄想は広がります…。
どーでもいい事ですが、関東で生まれ育った私には、蕎麦やうどんの味付けは基本的に醤油ベースなので、つゆの入った器の底は見えないのが普通です。
初めて関西だしのうどんを食べた時、無色透明のつゆを見て、
「…これ、ちゃんと味ついているの…?」
と、しばらくそのうどんを凝視した(本当に凝視しました)のもいい思い出です。
(辰巳先生が初めて関西風うどんを食べた時、絶対同じ感想を持つだろうと勝手に捏造)
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2009年11月19日
腐海の底から.11.19
先日腐海である自室を掃除していたら、「世界の歴史」シリーズ(河出書房新社刊。初版は1989年発行)が発掘されました。
文庫本サイズで、全24巻シリーズ。そのうち3冊を欠いた21冊が出てきたのですよ。
アホ白石は買っただけで満足したらしく、読まずに長いこと放置したままでした。
せっかく出てきたのだから読破した後でブックオフに持っていくなり捨てるなりしようと、1巻から読み始めてみたのですよ。
しかし実際に読んでみると、内容が微妙に古い。
1巻「人類の誕生」では、ネアンデルタール人をヨーロッパ系人種の祖先と書いてあるし。
(今ではこの説は否定されているハズ。白石は素人だから、専門的な事はわかりませんが)
3巻「中国のあけぼの」では初っぱなから
「それは、現在、文化大革命の嵐が吹きすさんでいる中国の首都北京の市民たちが云々」
…中国の文化革命って、もうそれ自体が「歴史」なのでは…?
「文庫版あとがき」を読むと、このシリーズは最初は1960年代に発行され、1989年に文庫本として再び発行されたそうです。
きっと最終巻である24巻「戦後の世界」では、天安門もベルリンの壁崩壊も取り上げられていないんだろーな、と思いつつ、目を通すという形だけでも読破を目指して、少しずつ読んでいます。
なんでこんな歴史シリーズを読んでいるのかという事につきましては、また後日。
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2009年11月17日
「お茶の水ハカセ」見ました.11.17
公式サイトにて紹介されていた「お茶の水ハカセ」を見ました。
内容は一般の人に受けた科学啓蒙テレビ番組といったところでしょうか。
この手の番組は他の局でもやっていると思いますが、鉄腕アトムのお茶の水博士を番組名にもってきたのがスゴイかも?
(マスコットキャラとしてのお茶の水博士も可愛かったですし)
ところで「鉄腕アトム」をよく知らない白石ですが、アトムの世界では科学省長官であるお茶の水博士って、天馬博士の後任なんですよね?
たとえば理系の学生さんたちへの講演会等には、お茶の水博士だったら喜んで出席するだろうし、パネリストとしても聴衆にわかりやすく、興味の持てるような講演を喜んで工夫するだろうと妄想します。
でも天馬博士だったら、自分の都合最優先でそのようなセレモニーには出席しないかも? と考えてしまいます。
なんとなくお茶の水博士って、後進の育成などには労を惜しまない感じで、自分たちが研究している科学技術関連を一般の人にも理解してもらうために、講演にもなんでも嫌な顔をせずに出席しそう。
天馬博士は天才肌の人だから、
「わかる人間だけが理解すればいい」
と考えていそう。
それを考えると、番組名に天馬博士ではなくお茶の水博士の名前を持ってきたのは正解だったのかもしれません。
追記
今回は蟻の害とか食用にもなる蟻とかが取り上げられていました。
昔々の大昔、白石が子供の時、昭和初期から建っていたであろう風呂場で、天井から降ってきた蟻に腕を噛まれたのを思い出しました。
(その時は蟻の種類までは特定出来なかったけれど、痛くて泣いたのを思い出しました。
平成の世では、すでに昭和の思い出…)
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2009年11月16日
生存証明.11.16
トップページのイラストをアップ。
今期はヴェネツイア案内との事なので、わかりもしないNHKテレビイタリア語講座を見ています。
(塩野七生さんの「海の都の物語」を読んだ人間だから、ヴェネツイアという街に興味を持ったっていいじゃな〜い♪ と開き直る。
あと、テキストにイタリア語通訳の田丸公美子さんのエッセイが連載されているのが嬉しい)
前半は普通のイタリア案内なのですが、後半は特撮っぽい作りになっていて、なんだかヲタクの血が騒ぎっぱなしです。
で、地球を侵略しにきたダニエラ姐さん…もとい、総司令官(コンソーラ)ダニエラのコスチュームが可愛かったので、ピノコにも着てもらいました。
こんな格好で東京駅とかを歩いていたらヒクと思いますが、コミケ会場なら
「可愛い〜♪」
と言ってしまうであろうヲタク…。
おまけの追記。
新型インフルエンザが流行っていて、テレビのニュースなどにも取り上げられていますよね。
ニュースで予防接種の映像が流れますが、5〜6歳くらいの子供が泣くのをこらえているのを見て
「全国で放映されるであろうこの撮影、泣くわけにはいかぬ!」
とこらえているのだろうか、などとアホな事を考えています。
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2009年11月11日
拍手返信.11.11
神無月様。
拍手ありがとうございます〜!
>妖怪人間ベム、私も好きでした〜
ネタ元をわかってくださって嬉しいです〜!
当時放映していた子供向け番組の中では、テーマも音楽も「子供向け」とは一線を画していたような気がしますし、白石が今の年齢で見ても充分楽しめる番組だと思います。
つか、いまグーグルで調べたら、2006年に新作が作られているんですね…。
>ところで白石さんの描かれたマンガってどんなのでしょう?
発見した瞬間、モーニングで連載中の「カバチタレ2」の住吉姐さんの如く、
「過去と男は、捨てるためにある!」
(注。特に問題のないご夫婦やカップルの方にはこの言葉はあてはまりません。念のため)
と、紙回収に出してしまったので、いまは手元にありません。
それでも来年にはまたマンガで黒男さんの物語を綴ってみたいという野望を抱いておりますので、もしよろしければ目を通してみてください。
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2009年11月08日
腐海の底から.11.08
もはや生存証明と同義語となりつつあるシリーズ「腐海の底から」です。
(はやく片づいた部屋の人間になりたい!
埃にまみれて生きる♪ 白石は汚部屋住人なのさ♪
…元ネタをわかる人がいなくても気にしません)
もう読まなくなった本を整理していたら、「紅茶入門」という本が出てきました。
昔々の大昔、紅茶が好きなキャラクターを好きになったので、本格的な紅茶の淹れ方が知りたくなって購入した本でした。
(「銀河英雄伝説」はいま読んでも面白いと思います)
懐かしくなってページをめくったら、アイスティーの淹れ方の説明の一文が目に留まりました。
「最近では冷蔵庫も普及しはじめたので、暑い夏にアイスティーを淹れるのも云々」
………。
……。
…。
白石は貧乏な年寄りですが、物心ついた時には家に冷蔵庫はありましたよ…?
(いつ頃の発行なんだコレ…。明日が紙回収の日で持っていってしまったので、もう確認は出来ませんが)
あとは「陽だまりの樹」文庫1巻がもう一冊出てきたり、昔自分が発行した同人誌の在庫が大量に出てきてダメージを受けたりしましたが、とりあえず私は元気です。
(「春と修羅」の「信仰告白」って、昔はマンガで発行したんですよ)
段ボール箱から発掘した「世界の歴史」シリーズについてのネタもあるのですが、それに関してはまた後日。
投稿者 singer-cat : 23:24 | コメント (0) | トラックバック
2009年11月07日
アンケート感想.11.07
先日購入したチャンピオン48号読者アンケートにて、
今後「BJ」を特集する際、もっとも取り上げてほしい企画はなんですか?
という項目があったのですよ。
その選択項目の文章は以下の通り。
1.特別ふろく「ブラックジャックBIGポスター」
2.特別巻頭グラフ「B・Jカラー扉コレクション」
3.オリジナルストーリーを元にしたリメイク版「ブラックジャック」コミック
4.実際にあった医療体験を元にした新作「ブラックジャック」コミック
5.実在する天才医師を扱った「ノンフィクション・医療コミック」
6.「ブラック・ジャック」アニメ&映画特集
7.特になし
私は「3」に投票しましたが、「4」と「5」は、手塚治虫先生原作の「ブラックジャック」とは何か違うんじゃ? と思ったのですよ。
黒男さん萌え腐女子のたわ言に過ぎない事は十分承知していますが、私らは黒男さんが活躍する物語を楽しみたいのであって、別に「医療感動ストーリー」を読みたいわけではありません。
チャンピオンで「ブラックジャック」連載中はその手の物語はあまりなかったかもしれませんが、いまは数多くの医療ドラマやマンガがありますし、連載当時でさえ手塚先生が
「マンガに描かれている医療技術は、僕の学生時代の技術ですから古い技術です」
(ソースは思い出せませんが、このような事を仰ってましたよね)
と断言なさってましたから、現代の医療技術を元にした物語はなんとなく「ブラックジャック」には合わないんじゃないかな、と個人的に思います。
これは「ブラックジャック」という作品中でもどのような物語を名作と考えるか、考える人によって違ってくるかもしれませんね。
白石は黒男さんが天才的な技術で難しい手術を成功させる物語も好きですが、「あつい夜」で復讐をとげた殺人犯の逃走を黒男さんが見逃すシーンも、「二人目がいた」のラスト
「先生…残りの三人にも復讐を?」
「出ていきたまえ!」
のシーンも好きです。
だから医療技術の新旧とか医療感動物語はあまり関係ない、と思うのかもしれません。
…でも辰巳テンテーがちょっと難しい手術で困っていて、黒男さんが助っ人に来る、というマンガが掲載されたら、その号だけでも購入しそうです…。
投稿者 singer-cat : 23:55 | コメント (0) | トラックバック
2009年11月06日
屍鬼感想.11.06
今月号の「屍鬼」感想なのですが…。
正直言って、愚痴にならざるを得ません。
それでもよろしければどうぞ。
「屍鬼」がマンガ化されている、というのを知ってから、連載初回をのぞいて欠かさずにジャンプスクエアを買ってきましたし、アンケートもきちんと出してきました。
それは私が小野不由美さんが書いた「屍鬼」という作品のファンだからであり、その連載が続くためならば自腹を切ってでもジャンプを買って、アンケートを出してきたのですよ。
藤崎氏のアレンジした「屍鬼」を読みたかったわけでは決してありません。
…アタシ、これくらいは藤崎氏と編集部に言う資格はありますよねぇ…。
(ジャンプ一冊500円×21冊分、アンケートの切手代50円×21回分、単行本438円×6冊分の言い分しかないかもしれませんが)
主上(小野不由美さんのファンは、原作者をこう呼ぶ事が多い)のOKも出たのかもしれないけど、「屍鬼」読者は、起きあがって屍鬼となった徹ちゃんの襲撃を夏野が受け入れ、
「この村からは出られないような気がしていた」
とつぶやいてその命を終え、親の身勝手で外場村に葬られ永遠に起きあがらないところに涙を流したんです! と、声を大にして言いたいです。
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2009年11月03日
ATOM感想.11.03
(実際に入力したのは別の日なのですが、観た日に合わせての日記です)
「ATOM」観て来ました〜。
新宿で上映している館がまだあったので行ってみました。
上映10分前に到着したのに同じ映画館で上映しているマイケル・ジャクソンの映画「This is it」がえらい混んでて、目当ての館に入ったら本編がすでに上映中でした。
(その映画館は座席指定制のため、たとえ前売り券を持っていても座席割り当ての列に並ばなければならないのです)
もう公開からかなり経っており上映が1日に2回に減らされていたので、それを見逃したらその日はもう観る事が出来なかったので、無理をしてでも観たのですよ。
(冒頭ちかくの、ピースキーパーの暴走シーンから観ました)
白石は昭和テレビアトムを数回と平成アトム、原作は何話かを読んでいるだけですので、アトムにはそれほど思い入れはないです。
そんな人間が書いている感想、しかもオープニングを見逃した感想でよければ、興味のある方はどうぞ。
(オマケの一言。
座席割り当ての列に並んでいたら、白石の前に並んでいたお嬢さんが取り出したチケットが「ATOM」のチケットでした。館内は暗くてよく見えなかったけれど、割と人は入っていましたよ)
以前NHKのアトム特集のキャラデザや制作現場の言葉を聞いた時は、今回の映画にはさほど期待はしていなかったのですよ。
美麗な3DCGアニメの画面を観に行くか、くらいの気持ちで行ったら。
…わりと面白くないですか、これ。
ハムエッグがゾグに殺されそうになった時、
「50年前のロボット法によってロボットは人間を傷つけられないはずだ!」
と叫んだら、ゾグは
「俺には関係ない(このセリフはちょっとうろ覚え)」
(注。ゾグは100年前に生まれたので、50年前に施行されたロボット法には縛られない)
と返すところは「おお!」と思ったし。
(もちろんアトムが止めましたけど)
アトムの動力源を取り出しながら、テンマ博士がもう一度戻すシーンも面白かったです。
ラストの唐突に出てきたエイリアンは無かった方が良かったんじゃないかなーと正直思いましたが。
(個人的に好きなのは、初めてアトムが空を飛ぶシーン。
しかしなんだって海外の作品は、富士山をぶっ壊さなければ気が済まないんだ)
あとは理想世界である「上部世界」に対して、スラム社会といった「下部世界」の対比には、なんだか2001年公開の「メトロポリス」を思い出したり。
前世紀に映画化された「ジャングル大帝」を観た時は、お芝居の仕方というかキャラクターの動かし方がやや古くさいような気がしましたが(素人の感想ですから、間違っているという前提で読んでください)、「どろろ」や「MW」のような実写化された作品や今回の「ATOM」は今風のテンポになっていて、観ていて「面白い」と感じる事が出来ました。
白石が観たのは字幕版だったのですが、テンマ博士に役所広司氏があてた、とパンフにあったのを見て、吹き替え版も捨てがたかったなー、と思いましたが。
海外でも上映されるそうなので、チビッ子も大きなお友達も「面白い」と思ってくれたらいいですね。
そしてつぶやき。
制作スタッフには、ストーン大統領に「アホの子萌え」でもいたんでしょうか…。
(奴可愛いよ! 側近と真面目に腕相撲なんかしているし! 自分が住む国のトップにいたら迷惑だけど、遠くから見る分にはアホ可愛いよ!)