生存証明としての読書感想。
「14歳からの戦争のリアル」
14歳の世渡り術シリーズ
雨宮処凛 河出書房新社
を読みました。
「集団的自衛権って、何が問題なんだろう?」
との疑問から自分でお金を出してこの本を買ったのですが、でも元手は十分すぎるほど取れたと思います。
文系なり理系なり、子供向けに書かれた本って侮れないですよね。
(児童文学もいま読むと侮れないと思いましたよ。感想についてはまた後日書きますが)
内容としては、イラクやアフガニスタン、太平洋戦争などの「戦場」を経験してきた人たちへの雨宮処凛さんによるインタビューです。
集団的自衛権にはいろんな意見があると思いますが、「戦場」を経験してきた人の言葉を読んでから考えても遅くはないかもしれません。
そうだよな、と年寄りが思ったのは、「おわりに」(P242)の
『「戦争」という言葉のリアリティが、少し前とは随分違ってきている。
2年前、3年前、5年前、10年前、そして20年前と比べてどうだろう。
例えば10年前、「日本が戦争できる国になろうとしているのかも」なんて言おうものなら、鼻で笑われたのではないだろうか。今の情勢に楽観的な人はぜひ、近い過去と比較してほしい。たった数年で、空気ががらりと変わっていることに打ちのめされはしないだろうか』
上手く纏められませんでしたが、他にも書きたい事があるので、また後日。