生存証明としての読書感想メモ。
しばらく前にニュースなどで憲法について話題になったじゃないですか。
無知な白石は、それらの話題をすこしでも理解してくて、憲法について一般向けに書かれた本を買おうかなと思ったのですよ。そんな理由で
「憲法の創造力」
木村草太 NHK出版新書
を購入したのですよ。
難しい問題について専門家がわかりやすく書かれた本で面白かったのですが、政教分離についての章にて
(日本神話が多神教の神話であり、外来の宗教をとりこむ形をとってきたという説明の上で)
「こうした伝統は、現代日本の想像力にも影響を与えている。中村光先生の人気漫画『聖☆おにいさん』では、日本の東京・立川のアパートでバカンスを過ごすイエスとブッダが描かれている。作品中の「天界」は、イエスやブッダの他、イエスの父なる「神」、ミカエルなどの天使、アナンダなどのブッダの高弟、ギリシア神話のゼウスや日本神話の神々などが暮らす場所である」
(P121 「第4章 日本的多神教と政教分離」より)
………。
日本って、いろんな意味で良い国だなぁ…。
(わりと真面目な本に、こーいう漫画の話題が入ってくるところとか)
それから先日話題にした「ねじの回転」最後まで読みました。
オチがはっきり書かれないのは、当時(19世紀末)に流行した心霊現象研究などの報告書を踏まえているからではないだろうか、などと解説に書かれていて、当時の知識がある人なら面白いかもしれないけど、そうでない白石には微妙な本でした。
他にも書きたい事があるので、また後日。