図書館から借りていた
「深紅の碑文」上下巻
上田早夕里 早川書房
読み終わりましたー!
図書館で手に取ったら二段組だったので、
「貸出期限内に読み終えられるのだろーか…?」
と不安になりましたが、読み始めるとどんな展開になるのかとワクワクしながらページを捲るのが早くなり、いつも見ているテレビ番組も見ないで読み終えてしまいました。
地球規模の「大異変」が起こると世界中に知らされ、すべての人類が「人類滅亡」を視野に入れた人生を送りつつ、地球に残された食料や資源を巡って争いが起こる中での物語。
SFとして面白く読んだのですが、「救世の子」であるマリエと、一般人のユイが卒業間近の時期にかわすやりとりや、最終章の青澄さんとマキのやりとり(遺言というか、最後の命令)のシーンが美しすぎて…。
あと「リリエンタールの末裔」の主人公だったチャムもいい味を出して登場してくれて嬉しかったり。
腐女子の部分では、青澄さんが眠っているところを見つめていた柴崎さん。
アナタ、何してるんですか、と問い詰めたくなったり。
(当然と言えば当然なんだけど、青澄さん、作者に愛されてません?)
こんな文章じゃこの物語の良さを伝えきれていないと思うのですが、頭の悪い白石の書いた文章ということで。
この作者の他のシリーズもあるそうなので、そちらを読むのも楽しみです。
他にも書きたいことがあるので、また後日。