ネタまとめその他.07.25

ネタまとめその他状況報告として

と、とりあえず展開が変わるシーンとして。
クライマックス(もどき)まであとちょっと!
(綺麗に終わる保証はない!)

☆ ☆ ☆ ☆

医師として、それぞれ進む科を決める時期になった。

早くから産科希望と決めていた鴻鳥と違い、四宮はぎりぎりまでどの科に進むかで迷っていた。
四宮の父親は産科医だが、入学した当初は父親と同じ産科医になるつもりはまったくなかった。
それでも最初から産科を希望していた鴻鳥と同じ時間を過ごし、命の誕生に鴻鳥と共に喜び、命を救えなかった哀しみを彼と分かち合ううちに、四宮の考えもすこしづつ変わっていった。

「四宮はどの科にいくつもりだ? 外科か救命って言っていたよな?」
「産科にいくつもりだ」
「え? だって産科医には絶対にならないって…」
「いろんな科を見たうえで決めたんだよ。産科を選択に入れるのも悪くない、って」
さまざまな科を学び、産科に進むという考えも出てきた。それに鴻鳥の影響もすこしはあったかもしれないのは、四宮も密かに認めていた。
「じゃあさ、また一緒に研修受けられるね」
嬉しそうな鴻鳥の顔。鴻鳥とまた一緒にいられるのは、四宮にとっても同じくらいに嬉しい。
「…お互い、あんまり頼りにならなさそうがな」
「…四宮、そこは『俺に任せろ!』くらい言ってよ〜」
「…それはサクラが言ってくれよ…」

研修医になり、鴻鳥とは大学からの友人として、また同じ産科医を目指す同僚として過ごした。
病院という現場で、鴻鳥と一緒に多くの事を経験した。
命が産まれる喜びも。
新しい命、一生懸命に生きてきた命を助けられなかった辛い事も。

何があっても、一人でも乗り越えられただろう。
それでも隣に鴻鳥がいてくれて良かったと、何度思ったかもしれない。

神経を張りつめた日々が続き、ようやく鴻鳥と病院を出る事ができた日。
すでに空は暗く、疲れ切った二人は一台のタクシーを呼び止め、それぞれの家に途中まで一緒に帰る事にした。
車の振動で張りつめていた緊張が緩んだのかもしれない。気がついたら鴻鳥の肩に寄りかかって寝ていた。
気がついた瞬間、はじかれたように四宮は身体を鴻鳥から話した。
「…サクラ、ごめん!」
慌ただしいスケジュールを想定し念のためにと抑制剤を飲んでいたが、鴻鳥にオメガフェロモンを気付かれなかっただろうか? 四宮は焦るが、鴻鳥は気付いていないようだ。
「おまえの家に着いたら起こすから、もうちょっと寝てていいよ」
鴻鳥がふわりと笑う。
「…サクラは?」
「僕の家は四宮の家よりも先だから、起きていた方がいいし」
その言葉に甘えて、四宮は再び鴻鳥に寄りかかった。もう目は覚めていたが、それでも四宮は目を閉じる。

(…サクラのこの肌の熱さを、感じ取れたら)

身体の奥底から沸き上がるこのかすかな衝動は、オメガの発情期が始まったせいか。
普通なら……当たり前の友人同士なら、望むことすら出来ないけれど。
…それでも、鴻鳥がアルファでーーー自分は、オメガだから。

(…俺は、その望みを叶える手段を…持っている…)

鴻鳥を求めるこの気持ちが、アルファを求めるオメガの浅ましさ故(ゆえ)であってもかまわない。

☆ ☆ ☆ ☆

そして表紙(仮)
クリスタの素材を張り付けただけであろーとも、体裁が整えばいいんだってばよ!

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モーニング感想として.07.23

ここしばらく小説を書くことに重点を置いているので、簡単な感想として。

「コウノドリ」
…これ、もうリカさんとお母さんの和解は無理じゃね…?

目の前にいない父親を理想化するのは、なんとなく理解できるよ?
でも実際いたとしても、リカさんが今回のような中学生で妊娠、というほどではないにせよなんらかの問題を起こしたら、父親は頭を下げてくれるかね?

実際病院で(おそらくは)医師から冷たい視線を向けられたのも、学校で理由を話して休学について頭を下げたのも、養子縁組みの手続きしてくれたのはお母さんじゃね?

ここまでしてくれた母親さしおいて苦痛のなか助けを求める相手は
「パパ助けて」?

これってモーニングという男性読者層を想定して
「世の中の女子中学生は、不倫して家族を捨てた父親であっても、いざというという時には父親に助けを求めます」

という考えだったら

「世の中の女子中学生は、そこまでアホではありません」
って、言いたくなるよ?
(実際そーいう子もいるかもしれませんが)

次回最終回。
楽しみにしていますが、ドラマだってサクラ先生は中学生に少々厳しいことをちゃんと言ったから、マンガの方で最後まで
「リカさんは親に省みられず、我が子を育てることができなかった可哀想な人でした」
となったら、モーニングをブン投げるかもしれない…。
(坂上夫妻が
「中学生が誰が父親かわからない子を妊娠して産まれた子」
であってもそれでも引き取る、というのを決意の強さを引き立てるためかもしれないけどさ)

んで今回のモーニング表紙は桜井弁護士。
いつもスーツを着こなして、理論でガンガン押していく人だけど、私服のセンスは少々ナニなアレなソレ。

だがそこに萌える腐女子もいる事も書いておきます。

たとえば水野ちゃんと下屋のカエちゃんが女子会して
「でも水野さんの上司はカッコいいと思うけどな」
「仕事の時はまだ普通だけど、私服のセンスが! 壊滅的!」
(…鼻から焼きそばを出す上司と、どっちが嫌かな…?)
それでも部外者には上司の秘密を守る下屋医師でした。

「ハコヅメ」
警察官は剣道か柔道どちらか必修で、制圧に差がでるというのが面白かったです。
(相手を制圧するのに有利でも受傷のしさすい柔道と、
受傷はしにくいが現場が長引く剣道)
こーいうのは実際やってみないとわからないでしょうしね〜。

「こまとちび」
なんだかんだとちびのことを気にしているこまさん。
ところで江戸の時代にも、ネコの爪とぎのための道具ってあったんですね〜。
(柱に爪をとがれるより、あんな板を用意したほうがいいに決まっているんだろうけど)

ところであのサイズの板をみた時、実家が材木加工業だった者としては
「あの大きさの板だったら、ご近所さんとか友達だったらタダであげるかも?」
だってウチのような零細でも、爪とぎの枕木(下に置いてあった木の棒)を段ボール一箱くらいストーブとか焼却炉で燃やしていたもんな。

当時の大工とか、家具屋だったらあの大きさくらいの板は端切れのような物だと思うし

締め切りまであとすこしですが。

出きると!
信じて!
やるしかない!

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ネタまとめとして.07.22

まだまとまっていなかろーとも、気にせずアップしてみる。
タイトルとして
「おやすみ あの頃 あの場所 あの歌」
と思いついて以来、どーにかしてなにかの歌とからめたかったのですが、足りない知識で思いついたのが「All of me」。
むかぁし「RAMPO」という映画を観た時に、阿部寛がドレス姿で歌っていたのをみて衝撃を受けたので、足りない白石の頭でも覚えていました。
いささか覚えた動機が不純でも、それでも良しとする。

☆ ☆ ☆

鴻鳥は誰とでも、それなりに親しくしているように見える。
しかし親しくなれたと思っても、見えない壁のようにそれ以上は踏み込めない領域があるのを、周囲の友人はなんとなく感じていた。そんな鴻鳥から、四宮は彼がアルバイトとして入っている店に、
「…ピアノのライブがあるから、来てみないか?」
と誘われた。
そこには以前にも誘われて何度か行った事がある。雑居ビル2階の音楽バー。落ち着いた雰囲気の良い店なのに、客が入っているのを四宮は見たことがない。
「…客がいないのに、よく営業を続けられるな…」
初めて店に行った帰り道、四宮は鴻鳥の前でだけ正直な感想をもらすと、
「僕なんて客がいないのによくこの店つぶれませんね、ってしょっちゅう沖田さんに言っているよ〜」
朗らかに笑いながら、かなり失礼な事を言ってのけた。
…いつでも穏やかな態度の鴻鳥だが、こう見えて案外と図太いのかもしれない、と四宮はひそかに友人の性格について思う。
鴻鳥がここでバイトをしているのを知っているのは、おそらく四宮だけだろう。それを思うとき、胸の奥で感じるくすぐったさは…嬉しい、という気持ちなのだろうか。

待ち合わせの時間に四宮は店に入る。せっかくのピアノライブだというのに、店には今日も客がいない。マスターの沖田に軽く挨拶した後、四宮はカウンターの席に座る。

「…謎の新鋭のジャズピアニスト、ベイビーのプライベートライブへようこそ」

背後から鴻鳥の声。振り向くと鴻鳥が立っていた…鴻鳥のはず、だった。

黒いスーツに身を包み、肩までの長さの淡い色彩の髪が、店内の控えめな照明に淡く光る。赤いルージュで彩られた唇が、微笑を形作る…四宮が知らない男だった。

「…自分で『謎の』、とか言うな。だいたい謎なのは、そんな髪型のカツラを選んだサクラのセンスだろーが」
精一杯の強がりで四宮が茶化すと、
「ええ〜四宮、ひどいな〜」
…ジャズピアニスト・ベイビーとしての謎めいた雰囲気は消え、四宮がよく知っている、いつもの鴻鳥が困り顔で笑う。
「ま、奴の演奏を聞いてやってくれよ」
カウンターごしに沖田が笑う。
「奴(やっこ)さん、何日も前から選曲に悩んでいたからなー」
「…沖田さん、それは言わないで…」
先ほどまでの謎めいた雰囲気はどこへやら、鴻鳥はなんとも情けない顔になった。
「…なんであんな変なカツラなんかかぶるんだか…」
ピアノへと移動する鴻鳥には聞こえないように四宮がつぶやくと
「俺がアドバイスしたんだがね」
沖田が答える。
「真面目な医学生がジャズピアニストとしてライブをやる、なんて言ったらどこで問題になるかわからないしな。正体不明なピアニスト、だったらいくらでもごまかせる」
鴻鳥が奨学金で大学に通っているのは四宮も知っている。アルバイトとして芸能活動をしていると知られたら、どこで何を言われるかわからない。それも考えた上での沖田のアドバイスなのだろう。

鴻鳥がピアノの前に座る。一瞬の静寂。そして軽やかなピアノの音色が、四宮と沖田だけが聴衆の店内に広がっていく。

時折鴻鳥の指がリズムを取るのは知っていた。
鴻鳥の演奏を実際に聞くのはこれが初めてだった。
軽快なリズム。以前鴻鳥と一緒にいるときに何かのBGMとして流れ、その時鴻鳥からジャズで有名な曲だと説明してくれた事があった。

All of me – why not take all of me ?
私のすべてを,どうして私のすべてを奪ってくれないの?

…まるでオメガの曲だ、と四宮はピアノの旋律を聞きながら思う。
発情期で自分を失い、アルファと番を結ぶのを待ちわびるオメガの曲。
(…発情期で自分を失っている状態で、自分のことを誰かに決められるのはまっぴらだ…)
鴻鳥は四宮の事をベータだと思っているだろう。四宮は自分がオメガである事や、父親がアルファである事をまだ鴻鳥に打ち明けていない。
鴻鳥ならオメガだからと相手を蔑む事は決してないだろう。

それでも鴻鳥がアルファで自分がオメガである限り、オメガがアルファと結ぶ番(つがい)が頭をよぎる。

アルファに身体を開き、うなじを咬まれる。
そのアルファの所有物になったという、消せない烙印。

鴻鳥がアルファでなくベータだったら、自分が番をむすぶ事について、こんなに悩まなかっただろう。

演奏終了後。
「…サクラ…おまえはそうやって、ライブでピアノを弾いているのか?」
「まだ無名も無名だけどねー」
四宮も趣味でギターを弾くが、鴻鳥のピアノは趣味の域を明らかに越えていた。
歌詞は四宮にとっては面白くなかったが、鴻鳥の演奏には文句を付けようがない。
「…それでもいつか、さ…たくさんの人を、僕のピアノで湧かせたいんだ…」
「…産科医になるのは?」
出会ったとき、産科医になるために、医大に入学したのだと言っていた。
鴻鳥にピアニストを目指されたら…四宮は同じ道にはきっと進めない。
「僕はね、四宮。産科医にもピアニストにもなるつもりなんだ」
鴻鳥ははっきりと言い切った。その目標を、無理な希望だと誰でも笑うだろう。
しかし四宮は、
「…おまえなら、なれるよ」
鴻鳥の言葉を…夢を否定したくなかった。
アルファとしての才能もあるかもしれない。しかしそれ以上に、鴻鳥が産科医を目指している事に真剣に向き合っているのを四宮は知っていた。
「…ケイコママ以外に、この事を打ち明けた事はなかったな」
四宮の言葉に、鴻鳥は照れくさそうに言う。
ケイコママ。
以前鴻鳥から聞いた、児童養護施設で育った鴻鳥の育ての親。
鴻鳥の生みの親は、彼を妊娠していた時期に子宮頸がんが見つかったが、子供を産むのを優先してがんの治療を遅らせたために亡くなったという。
母親に身寄りがなかったため、鴻鳥は施設で育ち、そして自分の力だけで医大に入学した。

鴻鳥がアルファなら、母親はオメガだ。

オメガの発情期へのコントロールは抑制剤や緊急避妊薬などで手厚く支援されているので、オメガが宿った命を望まなければ、出産に至る事はない。

自分は、望まれて産まれてきた。
鴻鳥はそう信じている。
四宮も、そう信じた。

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ネタまとめ.07.17

ネタまとめとして。
ようやっとこさサクラ君登場!
…なんだけど、ちょっと物足りないというかもうちょっとあれこれ書き足したいというか…。
サクラ君、医学生としても優秀だし、ピアノの腕前もかなりのものだけど、アルファとしてはか〜な〜り鈍い部類に入る…。
(加瀬先生なら四宮君が身構えている時点で、四宮君がオメガだと気付くぞ)
まだまとまっていない文章ですが、それでも自分を追い詰めるためにアップしてみる。

☆ ☆ ☆ ☆

「四宮ー」
多くの学生が行き交う大学の構内で、誰かが四宮の名を呼ぶ。四宮も足を止めて声の主が追いつくのを待ち、追いついた彼と二人で並んで歩いた。
声の主は四宮よりもわずかに背が高い。四宮と話しながら、時折くせのある髪をかきあげる。
鴻鳥サクラ
同じ大学に通うアルファだ。鴻鳥は自分がアルファだと公言しているわけではないので、オメガである四宮以外には、鴻鳥がアルファである事に気付いている者はおそらくいないだろう。

会ったのは入学したばかりの頃。
「ここ、空いてる?」
最初の講義が始まる直前に、すでに席を取っていた四宮に誰かが声をかけた。
視線を向けると、穏やかな顔が四宮に問いかけている。オメガとしての嗅覚が、相手が何者であるかを四宮に告げた。
(…アルファ、かよ…)
断る理由もない。四宮がどうぞ、と短く答えると、相手は礼を言ってから隣に座った。
オメガであることを自覚して以来、こんな至近距離でアルファと近づいた事がなかったので、緊張で身体がこわばる。まだ発情期が始まる時期ではないので、オメガフェロモンは出ていないはずだ。

それでももし、自分の気付かないあいだに発情期が始まっていたら?
もしも、自分が不注意で何かを見落としていたら?
もしも、隣に座る男がアルファとして、自分が発するごく微量のオメガフェロモンを嗅ぎ取ったら?
もしも…。

「…具合…悪いのか?」
講義が始まってしばらくして、隣の男が周囲に聞こえない小さな声で四宮に言った。緊張のあまり四宮の顔色がよほど悪くなっていたらしい。
「…大丈夫…だから…」
四宮は平静を装って答えた。この様子だと相手は自分がオメガだと気付いていない。そう思うと、少しずつ落ち着きを取り戻せた。
意識を講義に集中させようとしたが、しばらくして隣の男の指がノートの端でかすかにリズムを刻んでいるのに気付いた。不思議に思った四宮が見ていたら、相手も四宮が見ているのに気付いた。
「ごめん。目障りだよな」
照れくさそうに笑いながら、四宮にだけ聞こえるような小さな声で男が言う。
「…いや、こっちが勝手に気にしただけだから」
四宮も同じように小さな声で答える。

講義終了後。
「…あのさ」
意を決して、四宮は相手に話しかける。
「学食で一緒に飯でも食わないか…?」
同じ新入生同士、決してこの誘いは不自然なものではないはずだ。
相手は自分はオメガだと気付いただろうか。四宮は気付いていない可能性に賭けた。
「…そうだな」
相手も嬉しそうに応じる。

なぜ相手と一緒にいたいと思ったのだろう? と四宮は自問した

新入生同士、親しくなりたかったから。ふと笑う顔に、自分も同じように笑いたくなるから。自分をオメガだと気付いていないから。それらしい理由を考えて納得させようとした……オメガとしてアルファである相手に惹かれているのではないと思いたかった。

鴻鳥サクラ、と相手は名乗った。
「『コウノトリ サクラ』? 本名か?」
聞き慣れない名字と名前に、四宮が驚く。
「本名だってば。芸名とかで大学には入学できないよー」
学生証見せようか? と面白そうに笑う。

鴻鳥って長くて言いづらくないか? 医者になったら鴻鳥先生って呼ばれるの、長くて言いづらくないか?
「でもさ、鴻鳥、って産科医にはぴったりの名字じゃないか?」
「…産科希望なのか?」
四宮の父親と、同じだ。
「そのために医学部(ここ)に入ったんだし。四宮は? これから決めるのか?」
「…まあ、な」
自分は父親と同じ道には進まないつもりだが。
「そっかぁ…お互い希望の科に行けるといいな」

その時以来、四宮は鴻鳥と一緒に行動する事が多くなった。
鴻鳥と一緒にいるときは、四宮は普通の友人の関係でいたかった。自分がオメガで、鴻鳥がアルファという事を忘れたかった。そのための抑制剤は決して忘れる事なく飲んでいたが。

次の講義が大変な事など学生らしい話題のあとに、鴻鳥がふと話題に挙げる。
「そういえば○○がさ、飲み会に四宮が来ないの残念がってたって。避けられてる? って気にしていたらしいよ」
鴻鳥が話題にした○○も、公言していないものの鴻鳥と同じアルファだ。
友人も多く、人間として信頼できる人物だろう。四宮に避けられているらしいのを不思議に思いながらも、相性が悪いのかもしれないとそれ以上は接触してこなかった。申し訳ないと思いつつも、深入りしてこない彼の態度が四宮にはありがたかった。
「…スケジュールが合わないだけだ…別に○○の事を嫌っているとか、そーいうのは無いから」
四宮の言葉を聞いた鴻鳥は、何故か嬉しそうな顔をした。

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ネタまとめ.07.10

自分で自分を追いつめるためにアップするシリーズ。
今回ちょっと好き嫌いが分かれると思いますので、読んでもいいよ、という方は以下からどうぞ。
そして今回もサクラ先生登場とはなりませんでした…。
(四宮君が通学のために借りた部屋にて
「実家の部屋ほど広くはないが、男子学生が一人で暮らすには十分な広さ」
って考えているところがありますが、

「アナタの実家の部屋が広すぎるんです〜〜!!」

と突っ込んでおきました。
(四宮先生の実家の部屋を描いてくださってありがとうございます鈴ノ木先生!!)

ちなみにオメガフェロモン検出器や抑制剤の説明を書いてしまいましたが、よく考えたら四宮君がオメガ宣告を受けた時にすでに書いているハズなので、このシーンでも書いたらしつこくなるんですよね〜。
本にする時に削る予定。

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モーニング感想として.07.08

モーニング感想として。
表紙はサクラ先生〜。
あの場所はどのへんなんでしょうね?
白衣で出かけられる近場で、街並みを見下ろせる高台、でいいかな?
(白石の家の近くは平地ばかりなので、あーいう高台はないです)

んで本編なんだけど。
リカさんにはリカさんの言い分なりあると思うけど、やっぱりおかーさんが気の毒すぎて…。
(もし私が同じ立場で、中学生の子供がいるシングルマザーだったら、あのお母さんくらい子供に気遣う事は絶対無理…)
どうなるのか気になりなすが、次週を待つ事にします。

「惑わない星」
新キャラが出たけど、冥王星に
「太陽系ですらないでしょう」
と言われて、連れの子(衛星?)がいる星って?
ハレー彗星?
…だめだ。天文の知識があんまりないから、どの星だかわからない…。
次の話は8月2日発売だから、その時までおあずけらしいです。

「はじめアルゴリズム」
…はじめ君が見ているテレビの中とはいえ、男性のシャワーシーンがある青年誌って一体…。

小説はね…。
小説は…。
うふふふふふ…。
(虚ろな笑い)

ポメラで入力していて、あんまり長すぎると保存に時間がかかるので細切れに分けて入力しているのですが、描写っつーか、説明がかぶっているシーンを見つけまして…。

できあがると信じて入力中。

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コウノドリほか感想として.06.29

「コウノドリ」ほか感想として。

今号にて坂上夫妻が里親制度について児童相談所の職員さんに説明を受けるんだけど、夫妻の去り際、職員が

「ただ一つだけ…
里親制度というのは 子供が欲しい夫婦のための制度ではないんです。
子供が幸せになるための制度です」

って言うのがカッコいい、というか、重みがあるというか…。
いろんな家庭を見てきて、幸福でない子供たちも見てきて、それでもその子たちの将来のためにがんばっている人たちの実感というか…。

で、リカさんのシーンなんだけど…。

いまの「良い親の条件」って、とんでもなく厳しいんですね。
子供の生活費や学費のために一生懸命働いて、子供の成績が良かったらちゃんと誉めて、なのにその子が「寂しいから」といって自分のいない間に出会い系で誰の子かわからない子供を妊娠して、親として診察のつきそいや学校の休学の件であちこち頭を下げまくっても

「母親にもすこし問題がある」

って言われるの?!

高校生妊娠編でサクラ先生が中絶後遺症の説明として、
「本人が中絶と向き合わないまま中絶を行ってしまう事」
への問題を言っていたよね。
今回は中絶ではないにしても、リカさんのこれからの人生で不幸にならないようにサクラ先生たちは本人がどうしたいのか聞きたいんだろうし、本人の意志を聞くには責めるような事があってはいけないと思うんだけど。
…それでも、どぉしてもお母さんには同情してしまう…。

「ランド」
…冒頭の地震、東日本大震災ですよね…。
あの世界の舞台は、私らの「この世界」と繋がっているとしたら、どれくらいの時間が間にあるんでしょうね?
これからどう描かれるのか楽しみ。

「sweet home」
よくこういう傾向の作品を青年誌に掲載したなー。
女から見たら
「ミハルちゃん、よく耐えてた! よく吹っ切った!」
だけど、男性から見たら、ハジメさんに同情するんでしょうか?

「GIANT KILLNG」
サッカーのルールすらよくわかっていないので、読んでもよくわからないのですが、中国チームの特徴として

「スピードと高さという チームの強みを最大限に活かし」

中国のサッカー選手って、長身の人が多いの?
むかぁし中国人キャラに萌えていた友人が

「中国では北の出身だと背が高くて、南の出身だと背が低いらしいよ」
って言っていたけど、中国のどこが北でどこが南かよくわからない…。
(北京が北で、ウーロン茶で有名な福建省が海沿いの南? 麻婆豆腐で有名な四川は内陸の北側? 歴史とかと関連させると面白いとは思うんだけど、勉強サボりまくっていたのでわかりません…)

「ハコヅメ」
源さんごめん、私もたぶん、1ページ目か、鼻声での対応すると思う…。

「宇宙兄弟」
ISSにてベティが手術支援ロボットで手術を受けるんだけど、確かにアレ、患者として対面するとなるとちょっと怖いかも。

「はたらく細胞BLACK」
…触手?
「BLACK」は青年誌掲載だからなのか、白血球(好中球)はナイスバディのおねーさんが多い…。

小説はぼちぼち進んでいます…。
進んでいるところです…。
進んでいるでしょう…。
進んでいると…いいなぁ…。

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ネタまとめ.06.27

自分で自分を追いつめるためにアップするシリーズ。

☆ ☆ ☆ ☆

春を迎える頃、四宮は第一志望である東京の医大に合格した。

「いやー、おまえならやると思っていた!」
先に推薦で合格しているミツルは、四宮の合格を自分の家族の事のように喜んでくれた。
「でも大学は東京か〜。…ハルやんが東京に行くと寂しくなるな〜」
「俺は、別に寂しくない」
「ええ〜そりゃぁないよハルやん〜!」
ミツルが大声で不満を漏らす。四宮とのたわいもないやりとりを面白がっているのもあるだろうが、四宮が東京に行くのをミツルが寂しがっているのは本当だろう。
ミツルはベータだ。それゆえ四宮のオメガフェロモンに気付く事もなく、また四宮もミツルに対して子供の頃からの感情以外を持つことはなく、変わらずに接する事が出来た。…それに、どれほど救われたか。
「母ちゃんも喜んでたからさ、今度うまいもん作るから食べにおいで、だってさ!」
「大学に受かったって言っても、それは入り口に立っただけなんだからな。大変なのはこれからなんだし」
「そうだけどさ、でもやっぱりすごいよ。ハルやんもお父さんと同じ産科医になるんだろ?」
「…俺は、父さんと同じ産科医には、絶対にならない…」
自分は父親のような医師になりたい…でも、父親と同じ産科医にはならないと、この時はそう思っていた。

☆ ☆ ☆ ☆

あとすこしで!
サクラ先生というか、サクラ君が出るはずだから!
でもミツル君とのやりとりに思ったより萌えたな〜。

次のシーンが書けたら、まとまっていない文章でもアップする予定です。

締め切りまであと…。
(カレンダーに目をやりながら)
間に合うと!
信じるしかない!

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現実逃避.06.22

現実逃避として。

「コウノドリ」コミックス買いました〜!

裏表紙のピアノとのツーショットは、サクラ先生と真田先生の同居ネコ、ゲノム君。
…ヤバいわサクラ先生、真田先生が焼き餅焼くかも?!
んでもってコミックス折り返しのカラーは真田先生だし。

でもゲノム君の体重が5Kgくらいだとして、ゲノム君がピアノの上にいたら音、変わりません?
演奏始めたらゲノム君も避難すると思うけど。

「コウノドリ」次の巻は予告によれば9月あたり。
次巻も楽しみにしています〜!

それから最近話題になっている

「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」
新井紀子著 東洋経済新報社

購入しました〜!

「AIに何が出来て、何が出来ないのか」
を解明するのと並行して
「AIに持たせようとしている読解力を、今の子供たちはどこまで持っているのか」
をわかりやすく書いた本です。
内容も面白かったのですが、著者の突っ込みも面白かったです。

「AIが神になる?」ーなりません。「AIが人類を滅ぼす?」ー滅ぼしません。「シンギュラリティが到来する?」ー到来しません。
(「はじめにー私の未来予想図」 P1)

…この言い切りっぷりが清々しい。

模試で好成績を収めたといっても、もちろん、東ロボくんの成長を自慢しているわけではありません。それほど親バカではありません。
(「第1章 MARCHに合格ーAIはライバル」 P23)

親バカになってもいいんじゃないですか? とは思いましたが、目指しているのはそこではないんですよね。

ちなみに私が購入した本は
2018年2月15日 第1刷発行
2018年5月9日  第9刷発行

短期間でものすごく版を重ねていますね…。

そしてこの本の印税は全額が社団法人「教育のための科学研究所」に寄附されるとの事。

私のお金も、ちょっとは役に立ったのかもしれない。

小説は…進学先で四宮君がサクラ君と会うハズです。
他のアルファとは同席などを避けたいけど、サクラ君とは一緒にいたい。
でも自分がオメガだと知られたくない…と、四宮君あれこれ悩むハズです。
がんばれ、アタシィ〜!

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コウノドリほか感想として.06.21

「コウノドリ」ほか感想として。
読んでいて少々つらいので、メイン以外の事に目が行ってしまいます。

サクラ先生とゴローちゃんが沖田さんの店に飲みに行って、サクラ先生が里親や養子縁組みの説明をしているシーンにて。
ゴローちゃんは素直にサクラ先生が詳しい事に感心していそうだけど、サクラ先生の事情を知っている四宮先生がもしあの場にいたら何を思うんだろ? とか。

なんだかサクラ先生は私服はタートルネックが多そうなので、サクラ先生は喉を冷やしたくない人なんだろーか、とか。

次号は養子縁組みについての説明がありますが、坂上さんたちにとってよい方向に進みますように。

「ハコヅメ」
交通課の渋い宮原部長と、救命の加瀬先生がどこかの飲み屋さんで盛り上がってくれたら、渋いオヤジ好き腐女子が泣いて喜ぶかもしれない。
…アンケートにこんな要望は書きませんのでご心配なく。

「空男」
今回は若手パイロットのBLっぽい展開と、航空会社の社長とベテランパイロットのおっさんずラブですか?!
…モーニングは青年誌です。
わかっていますからご心(以下、略)

「とりぱん」
雷を怖がるネコたちが出てきたけど、ネコがみんな雷を怖がるわけじゃないんですよね〜。

モモさんはある程度の雷でも気にせずに寝ていたし、雷が嫌いなハルさんは匍匐前進っぽく身体を低くして移動してテーブルの下に隠れていましたし。
(初めて見た時はなんだと思ったよ)

「カバチ!」
小さい子に害獣の意味を教えるのって、どぉすればいいんでしょうね…。

「八百屋のエリー」
今回の名セリフ。

「能力のある人だから変態なんだ」

…覚えておきます〜。

とりとめのない文章ですが、この辺で。
老体にむち打って小説書かないと間に合わないよね…。

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