見切り発車、ほか妄想.02.29

サイト大改装。
あとで少しずつ修正していきます。
「コウノドリ」感想については後日。

おまけの妄想。

☆ ☆ ☆

「四宮…いや、ハルキ。
確かに僕は彼女と一緒に演奏したけど、彼女はただのゲストだよ?
またどこかで一緒に演奏するかもしれないから、ゲストに親切にするのは営業の一環だよ?」
「……」
四宮が座るソファに腰を下ろし、鴻鳥は彼の肩に腕を回す。その腕が振り払われていないという事は、彼の機嫌もそこまで悪くはない…と思いたい。
もっともこうして四宮が自分に焼きもちを焼いてくれるのは嬉しいし、こうして四宮の疑いを晴らす事すらも鴻鳥は楽しんでいた。
「おまえが心配するような事は何もなかったし、第一、僕がお前を差し置いて他の誰かと一緒にいて嬉しいハズないじゃないか」
「……」
拗ねてはいるものの、それでも鴻鳥の説得に納得しつつあるのか、四宮は鴻鳥の肩に頭を預けた。ようやく誤解が解けて安心したところで、鴻鳥の携帯が鳴った。
「ハルキ、ちょっとごめん」
テーブルの上の携帯を手に取り相手の番号を確認した瞬間、鴻鳥は携帯に出る事無くテーブルに戻した。
「…出ないのか?」
「…ベイビーは現在恋人に機嫌を直してもらうのに忙しく、電話に出る事が出来ません」
「…番号まで…交換したのかよ…?」
四宮の声が低くなった…ような気がする。
「あとで事務所を通すから! 本当に何も無いから!」
四宮の物騒な視線を受けながら、鴻鳥はどうやって誤解を解こうかと必死に考えた。

☆ ☆ ☆

Twitterのお題にて「絶体絶命」というのがあったので、妄想してみました。
やっぱりヘタレ攻が好きだなぁ…。
(サクラ先生のファンの人、ごめんなさい)

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