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2006年07月24日

白石、正気にかえれ!

前回の予告だけを見たときは
「こんなつらい旅、大人でもつらいよね。
ピノコはいくら18才といっても、体力的な問題もあるから、黒男さんだって心配で日本に帰したくなるよね。
ベニーとも休戦協定らしきものが結べたから、日本に帰っても安全だと思うからこそ、黒男さんはピノコを日本に帰すんだよね」
などと思いながら見たのですが。
ジャロって(以下略)

しかし舞台がアフリカで、双子が出てくる、とわかった時は、原作は「ブラックジャック病」か「コルシカの兄弟」あたりかな? と思ったのに、実際は「ピノコ愛している」

原作では、手術が失敗して一人落ち込む黒男さんの弱さが描かれて、それだからこそそんな黒男さんを愛おしく思う、ピノコが精神的に大人である面を描かれていたと思うのに。

愚痴ばかり言ってもしょうがないので。
写楽がいきなりアフリカにいますが、もう日本は夏休みという設定なのでしょうか?
しかも父親の元にいるからとはいえ、アフリカの街を一人で歩き、ピノコを案内するなんて、頼りなさそーに見えても意外と頼りになります(意志の疎通は現地の言葉という設定? まあ、ピノコもどこに行っても現地の人と問題なく喋っていますが)

移植用の肝臓を用意しないで手術できるものなのだろーか、とか、移植用肝臓が電話一つで2時間以内に用意出来るものなのだろーか、など気になる点は、まぁアニメだし、と横に置いといて(…いいのか?)

ピノジャ(ジャピノ)者にとってちょっと嬉しかったのは、手術中に移植用肝臓が届かなくて患者の命が危なくなった時、ピノコが自分の肝臓を使って欲しい、と申し出た時、
「おまえは普通の身体とは違う。移植手術に耐えられるかわからない」
と黒男さんが気遣ってくれた時。
少数意見かもしれませんが、ピノコが特殊な出生であり、それゆえに黒男さんのそばにいられるのだ、という事を描いてくれてちょっと嬉しい。
(何かを欠いた者同士が、寄り添いあって生きている、というのが好きなもので。少数意見でも構いません)

まあ、結局は一卵性双生児(と思われる)の弟、ニコ=ヨハンが間に合い、手術は無事に終わるのですが、術後、黒男さんはピノコを日本に帰すことを取りやめます。

……。
どーでもいい事ですが、あなたたち、そのいちゃつきっぷりは、独り者の写楽君の目の毒になるとちょっとは気配りをしなさいと…。
(白石の場合はピノジャ萌えなので問題ないっす!)

雑記。
現在小説入力中。オフになるかコピーになるかは正直微妙ですが。
(割り増しにすれば、もしかしたら間に合うかも〜…も〜…)

おぼっちゃまが意識のない黒男さんを抱き上げるシーンがあるのですが、絵の下手な者故の嘆き。

「こ…このシーンに絵がついたらぁぁぁっ!!」

いえ、初代オープニングの時、黒男さんが謎の美女を抱き上げているカットを見て。

「何故にあなたが他のキャラクターに抱き上げられない!!!!!!」
と何十回思った事か…。

絶対サマになるのにな〜。
辰巳テンテーに、なんて贅沢は言わない。でも黒男さんがおぼっちゃまに抱き上げられるシーンがあったら、白石さんテレビの前で踊り狂います。おぼっちゃまはレギュラーになりつつあるんですよ…ね?(キリコは同人作家の誰かが、いつかやってくれると信じます)

投稿者 singer-cat : 23:56 | コメント (0)

2006年07月20日

拍手返信.07.20

神無月様
拍手ありがとうございます!
「ノワールプロジェクト」という大きな軸を中心にして進む21もおもしろいですが、普通の人が黒男さんと関わっていく初期の物語も充分おもしろいですよね!
(ベニーの特殊能力は「えすえふ」の域ですしね〜。鞭と銃を扱うくらいならまだ理解できるのですが)
普段一人称が「私」と言う人が、つい感情的になって「俺」と言ってくれた日には、とても新鮮ですよね! でも黒男さんだったらどんな言葉遣いになろーともかわいいと思うブラックジャック病末期患者…。
>たまにBJが「おれ」と言うと、ついにやけてしまいます
黒男さんが自分の事を「おれ」と言うのは学生時代からの手塚医師や辰巳テンテー、あとキリコとのやりとりですよね。こう考えると腐女子としてはなかなかおいしいシチュエーションですよね〜。
(白拍子医師の前では「私」を崩さなかったらいいな、と妄想中)
…長々と妄想を失礼しました。

投稿者 singer-cat : 23:55 | コメント (0)

2006年07月19日

雨が降ってきた 萌を連れて

雨天による野球中継中止の場合のみ放送するという条件でしたが、雨がふってくれて放映された「ひったくり犬」「樹海のかまいたち」
(各地で困っている方々、雨を喜んでごめんなさい)

最近はノワールプロジェクトを中心に物語が進んでいきますが、陰謀がらみではない、初期の黒男さんの日常に根ざした物語も、見ていてなんだかほっとします。

見所はやはりここ
「メスだったら俺のベットで寝てもいいのか!?」
黒男さん、壊れています。ピノコの前なのに一人称が「俺」になっています。

ところで最近は忘れていましたが、ラルゴってメスだったんですね。
「もらい水」や「最先端ルームの悲劇」などでで見せた格好良さで、なんとなく忘れていました。
(普段はボーっとしているけれど、いざとなったら頼りがいのあるキャラって、個人的に好きなもので。例として辰巳テンテーとか辰巳テンテーとか、あとそれから辰巳テンテーとか)

ラルゴという名前を、黒男さんは音楽用語からつけます。
なんかこーいう所ですぐに用語を思いつくあたり、黒男さんってばさ音楽方面に造詣が深いんだな〜と意外な一面を見る思いがします。
(カンシとかドレーンとかコッヘルなどの手術器具用語とか、フォルクマン拘縮とかエヴィング肉腫とかの病名じゃなくて安心したとゆーか…。でも病気の名前って元をたどれば人名の場合が多いらしいので、肉腫とかつかなければそれほど変じゃないか。ペットの名前としては呼びづらいけれど)

原作では黒男さん邸は地震で崩壊しますが、アニメでは統合をもたせるためか崩壊までには至りません。でもあの後の修理って、黒男さんが丑五郎仕込みの腕で、自分で道具取り出してトンテンカン、と修理したとかはないよね?

「患者の名前はラルゴ。我々の新しい家族だ」
ちょっとベタだけれども、わざわざ本格的に宣言するのもかわいいかな、と。
でもこれは対象が犬だからそう思えるのであって、ベニーあたりにやられたらテレビに向かって跳び蹴り喰らわせます。

そしてもう一本「樹海のかまいたち」
これが今まで放映されなかったのがちょっと謎ですが(特番か何かでつぶれた?)

「黒い医者の宿命」で、ユリさんが現在カナダ在住、と頭にあるものだから、街のシーンあたりでユリさんが買い物に来ているような錯覚に陥ります。
(しかし街の人の服装は、本当に現代なのか? と突っ込みたくなるよーな服装でしたね。寒い地方だから昔ながらの服装、というのではまさかないですよね)

通訳でも食べていける、と言われている黒男さんですが、車の運転技術や走行中の車からの脱出など、スタントマンとしても充分通用する腕前を披露してくれます。
(どこで練習したの? 無免許医、というヤバイ立場を自覚して、いつどんな事態になっても対応できるように、こっそりと訓練していたとか?)

白石は冗談で21シリーズの似合わない帽子は、黒男さんにとっての正式な変装衣装、と書きましたが、今回のアニメで案外それは本当なんじゃないかと思えてきました。
(ちなみに帽子と付け髭で第一種変装。もっとも正式な変装で、警察や軍の追っ手をまく際に使用。
第二種変装は帽子のみ。異国にて自分の素性を知られたくない場合に使用。
第三種変装はピノコに隠れて何かをする際に使用。ちなみに第三種変装の詳しい服装は黒男トップシークレットで、詳細を知る者は誰もいない………白石の俺様設定なので、本気に取らないよーに)

まー、案外付け髭の事情って、ピノコが変装する時に
「ちぇんちぇーも変装メイクすゆの!」
とか言って化粧させられそうになった時、
「私はこれで充分なんだ!」
と苦し紛れにひっぱりだしたものなんじゃなかろーかと勝手に想像しています。しかし変装したピノコがめちゃくちゃかわいかったっス…。

殺人現場であるクローネン博士宅にもどり、博士が残した資料を調べ、その後睡眠をとる二人。敵対する者達は変身シーンや啖呵切りの最中は手を出してはならないという、ドラマのお約束として警察も黒男さんたちが目を覚ますまで律儀に待っています。
…まあ今回は「黒男さんの寝顔を拝める」という大きな特典がるので、彼らにとっては待つ時間はさほど長くは感じなかったと愚考いたしますが。

ところで今回最大の見所。

大木に鎖でつながれた麗しき天才無免許外科医、ブラックジャック。

………。
………。
ファミリー向けの時間帯に、こ〜〜〜〜んないかがわしい絵を流すなんて、手塚監督もやるなぁ…。
(見た瞬間、「アンドロメダ姫〜〜〜〜〜!」と内心叫んだバカ)

アニメでは黒男さんの怪我は入院するほどの重症ではなく、ピノコの手当のみで済んだ様子。
原作ラストの、刑事さんのセリフ
「さもなきゃ俺がミサイルをぶちこんでやる」が見られなくてちょっと残念です。

追記。
映画のDVDが届きました〜〜!
でも修羅場終了まで多分お預け…。

投稿者 singer-cat : 23:53 | コメント (0)

2006年07月18日

白石が萎えてくる

前回の次回予告で
「タイトルが『オーロラの彼方に』?
そして雪山が舞台? んじゃ元ネタは『オオカミ少女』あたり?」
と思ったら、本当の元ネタは
『殺しがやってくる』

………。
実は原作となった物語は、好きな物語だったりします。
命を助ける者と、命を奪う者。互いに分かり合えるはずもなく、殺し屋は自分の仕事の遂行のために医師の指を使い物にならなくする目的でやってくる。それでも偶然医師の神業を目の当たりにした殺し屋はその神業に感服し、医師の手を使い物にならなくする、という目的を果たす事なく帰っていく。
(余談ですが、椅子に縛り付けながらもピノコの怪我にうろたえ、
「貴様もプロだろう プロなら無関係な人間を殺したりする事はプライドに関わるはずだ 
それともプロは名前だけか」
と、殺し屋に啖呵を切る黒男さんのあまりの格好良さに、自分の絵の実力を顧みずに模写した小学生時代…)


気を取り直して(…出来るのだろーか?)アニメ感想。
さんざん似合わないと言っている黒男さんの帽子ですが、列車内に置きっぱなしにしても、風に飛ばされてダメにしようとも、すぐに替えの帽子を用意できるなんて、アニメの中ではどこにでも(北極圏の小さな町まで)売っているほど売れ筋の商品なのですか?(何度ダメにしようとも、律儀に同じデザインの帽子やコートを買う黒男さんも黒男さんだけど)

ところで蒼竜さん。
最初はベニーの同僚だと思っていたのですよ。それが人物紹介では部下と判明し、今回のアニメを見たら、彼ってベニーが暴走しないためのお目付役?
(意外と真面目さんっぽいので、気まぐれベニーの傍にいるのは苦労多そうだ。
組織内の定期検診で胃潰瘍の疑い有り、なんて言われてたりして)

んでもってベニーも組織の人体改造の成果なのかは今のところまだ不明ですが、吹雪にかきけされて見えないはずの黒男さんたちの足跡を見分けるという、常人にはありえない能力を発揮してくれます。
見たところ特殊能力はベニーだけで、蒼竜さんにはない模様。その能力が後天的な処置によるものなのか、遺伝子の段階での先天的な処置によるものなのか、チト知りたい。つかアナタは003=フランソワーズなのかと問いつめたい(以下略)

そして今回では、いままでやられっぱなしだった黒男さんの反撃開始。それによってベニー負傷。
(ベニーよ、なんとしてでも目的を果たそうとする根性は認めるけれど、自分の身の安全も考えてこそのプロでは?)
黒男さんはベニーを治療しようとするも、ピノコに反対されます。それに対する反論。
「どうでもいい命なんてありはしない」
…いや、黒男さんならこんなリッパな事言わなくても
「目の前にけが人がいると、ムラムラと治したくなる」
という、常識はずれな理由でも納得しますから。
ところでピノコが術野(って言いますっけ? 切開して身体の内部が見える状態)を見ても平然としているのを見ると、ピノコ血の海も平気になったんだねー、と考えるアホ。
(原作で手術中、手術しているところを見たい、と言ったとき、
「おまえが見ると、血の海で卒倒するぞ」
と言われてたよーな記憶が…)
しかしアレだな、いくら追っていた標的に助けてもらったのが不本意であれ、それで自分の身体を傷つけるような無茶をするお姫様気質、とゆーか、わがままなベニーと行動をともにしなければならない蒼竜さんには、今回本気で同情したぞ。
(やっぱりあなたはベニーが無茶しないよう、部下っつー名目でお守りしてあげてください)

すったもんだがありつつも、一時的にせよベニーと休戦協定を結び、手がかりとなる人物の情報を貰い、次の目的地へと向かおうとする二人。
見上げると夜空にはオーロラが。

………………。
なんだろう、この取って付けたよーな感じは…。

投稿者 singer-cat : 23:55 | コメント (0)

2006年07月05日

怠けてて本が出るものか

♪心の萌をつなぐのは 毎日の地味な修羅場なのさ
♪8月 僕ら 確かめあう
♪世界はそれを萌えと呼ぶんだぜ!

どーもせっぱつまると、出来の悪い脳みそが暴走するらしい白石です。
現在小説七転八倒中。少なくとも中島大明神様にご迷惑をかけないようにせねば。
(初っぱなから辰巳くん、黒男さんに夢みている文章になっています)

雑記的書き込み
公式による黒男さん携帯サイトを契約しています。
(待ち受けや名シーンなど、腐女子としては楽しみなコンテンツがたくさんあります)

で、「黒い医者の宿命」の次回予告として表示されたのが、これから手術にとりかかるらしい黒男さんとキリコのツーショット(なんか二人で目で確認しあっているよーなシーン)

やっぱりいい男二人のツーショットは萌えるね〜、今度の待ち受けダウンロードはきっとこの絵になるんだよね〜、と楽しみにしていたら。

…実際の待ち受けダウンロードは黒男さんのキリコぶん殴りシーン。
(よみうり公式パソコンサイトでも見られるアレ)

…いえ、なんか色使いのせいで、どーしてもシリアスなシーンに見えないのですが。
(二人でアイコンタクトシーンの方が萌えますよぅ…)

投稿者 singer-cat : 23:55 | コメント (0)

2006年07月03日

キリコ&ユリ祭り!

今回作画も好みで、物語の流れとしても原作を生かした丁寧な作りで、久し振りにテレビの前で転がっていました〜!

白石の好みのカプは辰巳ジャックなので、キリコが画面に出てもそんなに騒ぐ事もないだろう、と思っていたのですが、何気なく見てもやっぱりキリコって格好いいですよね。
そしてユリさんはとても美人さんだし(美形兄妹やね)

まずは冒頭シーン。
ユリさん、あなた射撃の腕、確かすぎです…。
(威嚇射撃で黒男さんの帽子だけを撃ち抜いた、でいいんですよね?)

そして家の表札が出たシーンでDVDを一時停止させ、ジョルジュさんの名前が「エドワード・ジョルジュ」という事を確かめるヲタクな白石。
でもそーすっと、キリコの名前って「キリコ・ジョルジュ」?
ユリさんの名前は「ユリ・ジョルジュ」?
(ドクタージョルジュがキリコとユリさんに向かって「キリコ、ユリ」と呼びかけていたから、キリコというのはファーストネーム、というか個人名になるはずですよね?)

自分が安楽死させる患者と患者の身内にはとても紳士的に振る舞うキリコですが、黒男さんが相手となるととてつもなく感情的になります。だからといってライフルを人に向けるのはどうかと思いますが。

んが、やはり大人なキリコさん。
黒男さんにノワールプロジェクトの事を教えてくれ、と頼まれると、自分の知っている事を親切に教えてくれます。
ドクタージョルジュの手術開始の際、
「執刀医は私だ。指示にしたがえ」
という、黒男さんのちょっとわがまま発言にも反論する事なく従ってくれます。
(しかし、キリコ氏のお着替えシーンまで見られるとは思っていませんでした。ありがとう製作サイド!)

基本的に紳士の態度を崩さないキリコが、死の床にある父親に
「あんたの語っていた理想はどうした?!」
と激昂しつつ詰め寄ります。
黒男さんが医師の道を選んだのは、医師であったらしい影三さんよりも自分を死の淵から救ってくれた本間先生の影響が大きいと思いますが、アニメにてユリさんの「兄は父を尊敬していました」という言葉からすると、キリコが医師の道を選んだのは間違いなく父親の影響があったはず。
(つか、黒男さん、自分の父親が医師だって知っていたのかどうかも怪しいです。私もアニメで初めて知りました。てっきり商社のビジネスマンだとばかり思っていました)
人の寿命を延ばす内容らしいプロジェクトに関わっていた父親と、「死ぬときは自然に死ぬ」という哲学の元に安楽死を実行するキリコ。今回のアニメでは最後の最後でドクタージョルジュがキリコの哲学を受け入れた---ような気がします。
(もし間違えた事書いていたら大バカ者ですね)

そして今回と前回のキリコ登場の物語を見て思ったのですが。

キリコは優しいです。
これから死を受け入れる患者本人にも、残される遺族に対しても。
彼らのために、キリコはどこまでも優しいのでしょう。多分。

せっかくのキリコ祭りなので、また日を改めて語るかもしれませんね。

どーでもいい事。
原作のキリコ氏の父親が罹った縦隔気胸ですが、白石の親戚で二人ほど罹っています。
中学生の時、
「Jくん(白石より1つ年上)が縦隔気胸の手術で入院するって」
(ああ、キリコのおとーさんが罹ったあの病気か)
とすんなり理解できました。
ちなみにJくんの縦隔気胸はキリコ氏の父親のような特殊なものではなく、通常の手術で完治したそうです。

投稿者 singer-cat : 23:55 | コメント (0)