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2006年07月18日

白石が萎えてくる

前回の次回予告で
「タイトルが『オーロラの彼方に』?
そして雪山が舞台? んじゃ元ネタは『オオカミ少女』あたり?」
と思ったら、本当の元ネタは
『殺しがやってくる』

………。
実は原作となった物語は、好きな物語だったりします。
命を助ける者と、命を奪う者。互いに分かり合えるはずもなく、殺し屋は自分の仕事の遂行のために医師の指を使い物にならなくする目的でやってくる。それでも偶然医師の神業を目の当たりにした殺し屋はその神業に感服し、医師の手を使い物にならなくする、という目的を果たす事なく帰っていく。
(余談ですが、椅子に縛り付けながらもピノコの怪我にうろたえ、
「貴様もプロだろう プロなら無関係な人間を殺したりする事はプライドに関わるはずだ 
それともプロは名前だけか」
と、殺し屋に啖呵を切る黒男さんのあまりの格好良さに、自分の絵の実力を顧みずに模写した小学生時代…)


気を取り直して(…出来るのだろーか?)アニメ感想。
さんざん似合わないと言っている黒男さんの帽子ですが、列車内に置きっぱなしにしても、風に飛ばされてダメにしようとも、すぐに替えの帽子を用意できるなんて、アニメの中ではどこにでも(北極圏の小さな町まで)売っているほど売れ筋の商品なのですか?(何度ダメにしようとも、律儀に同じデザインの帽子やコートを買う黒男さんも黒男さんだけど)

ところで蒼竜さん。
最初はベニーの同僚だと思っていたのですよ。それが人物紹介では部下と判明し、今回のアニメを見たら、彼ってベニーが暴走しないためのお目付役?
(意外と真面目さんっぽいので、気まぐれベニーの傍にいるのは苦労多そうだ。
組織内の定期検診で胃潰瘍の疑い有り、なんて言われてたりして)

んでもってベニーも組織の人体改造の成果なのかは今のところまだ不明ですが、吹雪にかきけされて見えないはずの黒男さんたちの足跡を見分けるという、常人にはありえない能力を発揮してくれます。
見たところ特殊能力はベニーだけで、蒼竜さんにはない模様。その能力が後天的な処置によるものなのか、遺伝子の段階での先天的な処置によるものなのか、チト知りたい。つかアナタは003=フランソワーズなのかと問いつめたい(以下略)

そして今回では、いままでやられっぱなしだった黒男さんの反撃開始。それによってベニー負傷。
(ベニーよ、なんとしてでも目的を果たそうとする根性は認めるけれど、自分の身の安全も考えてこそのプロでは?)
黒男さんはベニーを治療しようとするも、ピノコに反対されます。それに対する反論。
「どうでもいい命なんてありはしない」
…いや、黒男さんならこんなリッパな事言わなくても
「目の前にけが人がいると、ムラムラと治したくなる」
という、常識はずれな理由でも納得しますから。
ところでピノコが術野(って言いますっけ? 切開して身体の内部が見える状態)を見ても平然としているのを見ると、ピノコ血の海も平気になったんだねー、と考えるアホ。
(原作で手術中、手術しているところを見たい、と言ったとき、
「おまえが見ると、血の海で卒倒するぞ」
と言われてたよーな記憶が…)
しかしアレだな、いくら追っていた標的に助けてもらったのが不本意であれ、それで自分の身体を傷つけるような無茶をするお姫様気質、とゆーか、わがままなベニーと行動をともにしなければならない蒼竜さんには、今回本気で同情したぞ。
(やっぱりあなたはベニーが無茶しないよう、部下っつー名目でお守りしてあげてください)

すったもんだがありつつも、一時的にせよベニーと休戦協定を結び、手がかりとなる人物の情報を貰い、次の目的地へと向かおうとする二人。
見上げると夜空にはオーロラが。

………………。
なんだろう、この取って付けたよーな感じは…。

投稿者 singer-cat : 2006年07月18日 23:55

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