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2009年09月04日

屍鬼感想+雑記.09.04

「ジャングル大帝」のDVDの録画予約を済ませながらの屍鬼感想その他のブログ更新です。

原作とは大きく違うらしい2009年テレビ版の「ジャングル大帝」ですが、若い人からの人気の高い天野喜孝氏をキャラクターデザインに起用したり、原作と大きく異なるとは言え現代風のアレンジがあったりと個人的には期待しています。

前世紀に映画化された「ジャングル大帝」を観たのですが(上映された年をはっきりとは覚えていないのですが、ウィキによれば1997年らしいですね)、その時の作品は原作に忠実であろうとするあまり、いろいろな面で
「…今の時代にはそぐわないだろうな…」
という感想を持ちました。
(「ジャングル大帝」の原作未読ですから、この感想が間違っているだろうという自覚はあります)
ですので「原作と違う、今風のアレンジ」には、個人的にはそれほど拒否感はありません。

ジャンルに関係した事に関してこんな風にあれこれ期待・想像できるのも、「お祭り」の醍醐味ですよね。
作品を見た後で感想ブログを書くのが楽しみです。

そして恒例の「屍鬼」感想です。
興味のある方だけどうぞ。

今回のラストページにて、死んだはずの夏野が「起きあがって」いますが、あれってお父さんの妄想ですよね?

自分が殺した夏野の墓前に、「起きあがる」かも知れない、そして自分は赦されるかもしれない、という期待を持ちながら墓参りに通う徹ちゃんの哀しさ。

そして息子を救う手段を自分の手で捨て、それに対する悔恨から「虫送り」(屍鬼虐殺作戦)に参加し続けた夏野父の内面が描かれるのを期待していた者としては、それらが描かれないには、
「異議あり!」
と声を大にして叫びたいです。

特に夏野父に対しては、「この村とつながりを持つ」のがどういう事なのかを悟った時の述懐
「望んでいた地縁は、こんなにも重かった」
とか、外場村転入組の武藤さんが「虫送り」から離脱する時も
「…ここには、夏野がいる…」
とつぶやいて、「虫送り」に参加し続けた事がこの人を見直すきっかけになったのですから、この人には「狂気」というお手軽な逃げ場に行って欲しくないのは、読者としての我が儘でしょうか?

その他の感想としては…。

なんか佳枝さんが萌えキャラ化してません?! とか。
(もっと年輩の人を想像してました。原作では彼女も人狼であったかどうかは忘れましたが)

大川富雄氏が、自分の母親を大事にするのは意外でした、とか。
あのお祖母さんも、孫である篤さんをもうちょっとだけ労ってあげてください、と言いたくなったけど。
篤さんもあそこまで父親譲りの大柄でなかったら、周囲の対応は違っていたのでしょうか?

投稿者 singer-cat : 2009年09月04日 23:55

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