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2006年06月11日

ヲタ歴x年目の目覚め

「空飛ぶ病院」ではいちゃもんつけながらも西川医師のはからいで出国できたのに、蟻谷さんへの恩返しのためにまたドイツに戻った黒男さん。
今度は問題なく出国できるよね? と思っていましたが。

…まさか密出国&密入国するとは思いませんでした…。
(空港でつけられたいちゃもんがよっぽど頭にきてたのね黒男さん…)
これからもたくさん海外渡航するだろーから、早い内になんとかしないと後々大変だと思いますが。
(でも「オオカミ少女」では無断で国境越えていたっけ)

港での荷下ろしシーン。箱詰めの黒男さんをみた瞬間、
「手塚監督! いくら黒男さんがかわいいからって、白雪姫ごっこですか?! つか、黒雪姫?!
このお姫様はせっかちなんで、王子様待たずにさっさと目ぇ覚ましてますけれど!!」
と真っ先に思い、しばらくしてから(本当にしばらくしてから)
「…もしかしてあれは、吸血鬼ごっこだったのかもしれない…」
と思った事はナイショです。
(…箱詰め黒男さん…うわー耽美っぽい球体関節人形の作品みたいー! あったらぜひ見てみたい!
…すいません完全に腐っています…)

さてアニメ本編ですが。
原作だとただ一人の生存者Cさんにはもはや目覚めを待つ家族はいませんでしたが、アニメでは姪のモリーンを登場させる事によって、待ち続ける家族の苦しみや迷いを描いています。
だからこそ治る見込みのない患者--ヒューに対して安楽死を行うキリコの存在を、天才外科医ブラックジャックと共に「悪」と断罪できない面を持っているような気がします。
(これに関してはいろんな考えがあるかもしれません)

それからキリコが安楽死の方法を選ばせる事について。
今回は患者以外の人間(この場合は親族のモリーン)に料金と方法を提示し、どの方法で安楽死させるかを選ばせています。
独断と偏見ですが、この「選ばせる」という行為が、遺族に対して、患者との最後の関わりを持たせるキリコなりのやり方なのでは、と思ってしまいます。
「私は治る見込みのない患者を安らかに死なせる。ただし、あなたの選んだ方法によって」
どの方法を選択したとしても、自分で決定した方法で家族が死ぬのならば、その人は安楽死させた人を忘れられないだろうと愚か者なりに考えます。

そして目覚めさせられた患者、ヒュー。
今回はアニメならではの表現でしたね(老化シーンとか、絶望して絶叫するのシーンは本当に怖かった!)

ラストシーンも少年マンガを思わせる絵柄で、黒男さんの怒りの迫力がありましたよね。

…大体ここまでが正統的な感想。以下、気楽ないちゃもんです。

西川医師ですが、SHの回でドイツにて白拍子医師と合流、イギリスに向け出発する。
この時は完成したばかりのSHをお披露目でイギリスに向かうという目的。
(この回で、彼女はSHプロジェクトの関係者なのだろうか、と白石は思ったワケですよ)
すったもんだがあって、中東に不時着。この時点では白拍子医師と一緒に中東の街まで行ったのでしょうか?
んでイギリス。
「私はシュタイン博士のアンチエイジングの研究に興味があり、今回のプロジェクトに参加させてもらいました」(すいませんセリフうろ覚えです。でも大体こんな事言っていたよね?)
…アナタ一体何者やねん…。
つか、SHの事後処理で忙しいであろう白拍子医師ほっといて、自分だけ世界的権威の医師に合流なの?
初登場時は黒男さんをさしおいて美人呼ばわりはないでしょ、とさんざん文句たれた紅蜥蜴さんですが、なんか彼女の方が責任感なくね?
黒男さんのおっかけ、という、半分趣味が入っているのではなかろーかと思われるにせよ、組織からの指令をちゃんと遂行しているし。

ラストシーン
「ピノコは年をとらないんだよ。年をとりたいんだよ」
「…そうね…上手に年を取りたいわね…」
…ピノコの事情を知っての言葉でしょうか…?
(つか、アニメスタッフ、ピノコはちゃんと大きくなるよね? 手間が非常にかかるにせよ、いつかは8頭身になるよね?)

なんか、二択問題で
「西川医師と紅蜥蜴、どちらかしか出演出来ないとしたら、あなたはどちらを出演させますか?」
とあったら、迷わずベニーに一票入れそうだ。
(ベニー、今までいちゃもんつけてごめんよ。黒男さんのおっかけという趣味に徹しているアナタが好きだよ)

ところで次回。
…なんかいよいよ予想がつかなくなって、期待2/3、不安1/3なのですが…。

投稿者 singer-cat : 2006年06月11日 23:55

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