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2006年05月10日
黒天使、襲来
KMMS(黒男さん燃え燃え症候群)症例経過報告。
今まで見慣れなかった黒男さん帽子スタイルに最初は違和感こそ感じても、
「帽子込みで愛せるぜ!」
と、次第に受容の段階に入る事が2006年5月有明にて行われた妄想報告会議(別名SuperComikCity)にて報告されていますが、さらに病状が進行した場合、
「帽子の鍔(つば)に手を当てる黒男さんがかっこいい!」
とまで断言できる程の状態になる事が発見されました。
発生元となる「黒男さんアニメ」が今まで見たことのない変化を続けるため、この病例に関してはさらに観察を続ける必要があると思われます。
(以上KMMS学会報告書より抜粋)
物語の舞台が日本だった場合、その街並みが自分にも想像できるからこそ、
「いくら黒男さんと言えど、現代日本でその格好は変だよ!」
と突っ込みまくっていましたが、舞台が海外になるとその街並みに対して具体的なイメージが湧かないためか、
「…アリかも? つか、映画みたいで格好いいかも?」
と思えるようになりました。無知もたまにはいいものですね。
(びんぼー人の白石は、海外渡航歴はありまっしぇん…)
そして本編。
「青年と少女」というコンビが大好きなため、冒頭のスージーと黒男さんのシーンも微笑ましく見ていました。
(しかし、自分が少女にサンドイッチおごっておいて、
「知らない人から物を貰ってはいけない」
と注意するのも難しいですよね。実際、善意の男性がスージーくらいの年齢の少女にこのような注意するのも難しいと思いますし)
その後のピノコとのやりとりもほのぼのしていましたし。
(「待ちきれなくて食べた」って、黒男さん…)
黒男さんとかわいい少女たちとのほのぼの路線に堪能したあとは、デブン副理事に手術料+スタントマン料金+口止め料を請求する闇医者ブラックジャックを拝見できたり。
「そうそう、黒男さんは善い面だけを持っている人じゃなくて、黒くてしたたかな面もあるんだよ!」
とダークな黒男さんの魅力に、テレビ画面の前で転がっていました(このシーンは、耽美調の絵柄に合っていましたよね!)
紙に描かれたマンガという形態で原作を読んだ時は感じなかったのですが、声のつくアニメでこの物語を見ると、声音や動きを真似る大変さがちょっとだけわかったり。
(でもやっぱり大塚さんは上手いですよね〜)
実はあまり知られていない事なのですが、友達思いの黒男さんは医学生時代、演劇部所属の手塚君の演技練習につきあった経験があります(得意演目はドストエフスキーの「罪と罰」のペンキ職人の役)
この経験から、今回の代役を引き受けたものと考えられ…るわけありません(本気にとらないよーに)
原作では淡々と物語が進んでいましたが、アニメでは黒男さんたちを追う組織と追っ手の存在が物語にメリハリをつけているかもしれませんね(何気ない顔で廊下ですれ違わせて、黒男さんを内心あわてさせたり)
同人者ならば、あのシーンではにおいで黒男さんと気づかせる、という風に持っていくかもしれませんが、紅蜥蜴さんはそこまで特殊能力を発達させていない模様。
紅蜥蜴さん、キリコ氏を見習いましょう(キリコ氏ならばやる!)
んで病室で回診シーン。
「なんでピノコがここに!?」
…ごめんなさい。このシーン、大爆笑しました(そら黒男さんといえども焦るわな〜、と)
んで「…ばれちゃぁ仕方がない!」とカツラとるところは、なんかもう、あなた楽しんでいませんか?というくらい生き生きとしていて…。
罵られながら病院を去る、という、普通ならばやりきれない去り方だけれど、アニメだと憤るピノコをたしなめながら去っていくので、原作の孤独感が薄められています。でもピノジャ好きはそれでいいと思っています。
そして次回。
………。
………。
………。
いきなり指欠損症患者の父親役で出演したり、「笑い上戸の同級生」ではギャグマンガのキャラクターとしてちょっとだけ出演したりしていたのは、辰巳テンテーが一番かっこいい出演作には出せないけれど、これで我慢してね、という製作サイドの気配りですかそうですか…。
本当はさー、本間先生つながりで、本間先生の同期の医師が出る「ホスピタル」期待していたんですよ〜。
本間先生の過去を探っていくつながりで、辰巳テンテーの病院を訪れるとかさー…。
んで黒男さんのために辰巳テンテーが啖呵切ってくれるかな〜なぁんてね…。
……。
最終回近く、日本に帰ってきた黒男さん達を辰巳テンテーが出迎える、っていう夢見てもいいですか…?
日本の近況を辰巳テンテーが黒男さんに知らせるとかさ。
こんな時こそ、己の妄想で己自身を温めるしかないですか…?
投稿者 singer-cat : 2006年05月10日 23:55