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2008年09月01日

雑記.09.01

白石は現代事情に疎いので、NHKにて放映されている「クローズアップ現代」をなるべく見るようにしています。
(最近はキャスターの「国谷裕子さん萌え」するようになってきました)

で、9月1日放映が、ネット上の文章をコピーペースト(通称「コピペ」)問題について考える、という内容だったのですが、コピペをやった学生の体験として紹介されていたのが

「手塚治虫の思想」についてレポートが出されたとき、どのようにしてネット上の文章をコピペしてレポートに仕上げたか

………。
ところどころに自分の知っているサイト様の名前やら単語やらがテレビ画面に映るたびに、微妙な気持ちがこみあげてきました。
(注。画面に映ったのは同人サイト様ではなく、ウィキペディアやメーリングリストのホームページです)
もし学校などからこのような課題が出されたら、手塚ジャンルの人は熱いくらいに語るでしょう。年寄りから見ると、今ってこんな柔軟な課題が出るんだな、と驚きの方が先に感じますが。

以下、手塚の話題から外れて、年寄り同人小説書きの個人的な感想。

番組内で紹介されていたサイトに、読書感想文のテンプレートを配布しているサイトがありました。
作品ごとに作文用紙の規定枚数にあう感想文をサイトにアップし、コピペなり手で書き写すなりして学校に提出すれば読書感想文の宿題は簡単に終わりますよ、という趣旨のサイトでしたが、学生時代は出来の悪かった白石でさえ、
「これは違うし、やってはいけない事だろう」
と思いながら見ていました。

たとえどれほど下手でも、文章って書いた人の一部じゃないですか。
いつか読み直す機会があった時、
「この時はこんな言葉で文章書いていたんだ〜」
なんて思い返すチャンスがあるかもしれないじゃないですか。
たとえ学校に提出する読書感想文の宿題にすぎないにしても、他人が書いた文章のどこに意味や価値があるんですか? …などと考えてしまいました。

文を書く事は、出来の悪かった白石が人から誉められるたった一つの特技でしたから、その事に対して妙な思い入れがあるのかもしれません。
別の人があの番組を見たら、また別の感想があるのかもしれません。

でも上に書いたような感想をどうしても思ってしまったのですよ。

投稿者 singer-cat : 2008年09月01日 23:55

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