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2008年08月29日
読書感想.08.29
先日講談社ブルーバックスから発売されている「遺伝子と運命」を購入しました。
遺伝学者が一般向けに遺伝子とは何か、遺伝子を知る事で社会にどんな影響があるのか、またSF仕立ての物語を本に載せてこの技術が可能かどうか、をわかりやすく書いている啓蒙書なので買いました。
…そのハズなんだけど、「遺伝子と個性」の章にて、ホモセクシュアリティに関して世間の受け止め方からホモセクシュアリティの定義までを長々と説明があったのはどーしてなんでしょう?
ワタクシ、腐女子好みの同性愛に関する書籍を買った覚えはないハズなんですけど?
(といっても、551ページ中、8ページくらいなのですが)
著者に言わせると
「人種の違いという問題を除くと、ホモセクシュアリティの問題ほど、大変な論争の的になったテーマはないだろう」
との事らしいです。
気になる人は本屋さんで329〜336ページをどうぞ。
(もしこの本を辰巳テンテーが読んだら、きっと苦笑いしつつページをめくるだろうな、などと妄想はしましたが)
ところで遺伝子に関して語る場合、2007年11月に発表された山中伸弥教授の「iPS細胞」を避けて語ることは出来ないだろうと素人ながらに考えますが、「遺伝子と運命」は2004年12月発行のためクローン技術やES細胞に関する記述はあってもiPS細胞に関しては触れられていません。
今後この手の本を買う場合、発行年も確認する必要があるのかもしれませんね。
(白石の場合、基本的な知識がないため2004年発行のこの本でも充分役に立ったのですが)
おまけ
昔の話なのですが、友人が新撰組が好きなので、一緒の話題で盛り上がりたくて基礎知識を学ぼうとしたことがあります。
本屋さんに行って司馬遼太郎の「新撰組血風録」を手にとってパラ見したページに書かれていた一文が
「新撰組では男色は御法度であった」
…これはそーいう本なのかー、と思いつつ、翌日友人にその事を話したら、
「その本でその手の事が書かれているのって、そのページだけだよ。さすが高性能のやおいセンサー持ちなだけはあるね」
と、呆れられました。
(…私のせいじゃないやい…)
そーいえばそのあたりを映像化した「御法度」という映画がありましたね。
これは前もってその手の映画と知りつつ観に行きました。
その手をテーマにしながらサラッと描いているので、苦手な人でも見られると思います。
投稿者 singer-cat : 2008年08月29日 23:10