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2008年02月06日

雑記.02.06

養老孟司氏が好きなので、宮崎駿氏との対談集「虫眼とアニ眼」(新潮文庫)を買いました。

宮崎氏、さすが作家だからよく喋るな〜、などと思いつつページをめくっていたら突然

養老
「そういえばさっき人間嫌いって話がでたでしょう。ぼく、手塚さんのほうがよっぽど人間嫌いだと思う。彼、ものすごくはっきりしているでしょう。主人公の選び方とか。人間はとにかく変な人しか出てきませんよ。あとロボットでしょう。『どろろ』はからだの部分がなんにもないし、『ブラックジャック』はツギハギだらけだし、とにかく普通の人は出てこない。あれくらい人間嫌いの作家はいないと思うけれど」(P118より)

と、いきなり手塚作品に対する考察を述べられていたのでちょっとびっくりしてしまいました。
(ちなみに手塚先生は昭和3年生まれ、養老先生は昭和12年生まれなので9才違い。終戦直後のお二人の感想を読むと、世代の差、というのが読みとれて興味深いです)

その他おもしろい事がたくさん書かれていましたので、興味のある方はどうぞ。

投稿者 singer-cat : 2008年02月06日 21:51

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