« 拍手返信と雑記.08.13 | メイン | 2006.夏 インテ報告 »
2006年08月17日
どっかの真実
遅ればせながら今回のアニメ感想。
ずっと憎み続けていた自分の父親の真実---父親の失踪は、自分たちを守るためのものであった---を知って黒男さんが懊悩なさっていましたが。
…………アタシも煩悶したかったですよ…。
(…まぁ、黒男さんの関係者に悪人はいなかった、という風に持っていきたかったのでしょうけれど、殺意や憎しみというマイナスの感情までひっくるめた黒男さんを好きな者としては、その殺意の対象であった父親を清廉潔白になんぞしてほしくなかったわけで)
それでも愚痴を言う贅沢もあとわずか。
どれだけ文句を言おうとも、喋って動く黒男さんを見るでしょう。
(それでも第2オペ室の黒男さんは、死んでからようやく父親と和解し、不発弾処理に関わった人たちへの復讐をあきらめていない、と、いちファンとして妄想するわがままだけはやめませんが)
以下気楽なツッコミ。
異国情緒を描くのに気合いが入る21シリーズですが、アジアの雑踏もやはり微妙に黒男さんの帽子姿は浮いています。なんっつーか、観光客以外の何者でもない、というか(一番しっくりきたのはやはり北欧とヨーロッパ編ですね←まだこだわっていますこの女)
原作では父親の容態を診察した黒男さんが
「いくら私でも手も足も出ない」
などと珍しく弱音を吐いていますが、アニメでは「手術だ!」と言って、そこで「ええええ?!」と驚いてしまいました。アニメの方が黒男さんの天才ぶりがすごいようです。事情が違うからでしょうか。
ところで連花さん。
黒男さんと会話する時は現代風なのに、父親と話すときは妙に時代がかった言葉遣いです。おとーさんの趣味?
しかも満徳さんの爪が黒いのがすんごい気になりましたが(病気? それとも間違った方向のおしゃれ?)
意識のはっきりしない影三氏に連花さんが呼びかけますが、黒男さんの施した手術のせいで前妻のみおさんに間違えられる連花さん。
…このシーンだけは、彼女にちょっと同情しました。
(原作では「いま心から愛しているのは連花だけだ」とまで断言してくれたのに…)
ところでいま思ったけれど、ノワールプロジェクト関係者で既婚で子供がいる、と描かれているのは間影三氏と全満徳さんとジョルジュ医師、それに本間先生。クロイツェル博士とシュタイン博士、クーマ医師に関しては不明。
プライベートな話題をしたとは考えづらい彼らですが、子供の事なんかも話題にしたのでしょうか?
一番しそうなのは…しかも嬉しそうに話しそうなのはジョルジュ医師ですが。
ピノコが誘拐されたため、裏通りに呼び出される黒男さん。
そこで呼び出した者たちのアジトらしき部屋に監禁され、暴行を受けます。
…だから7時代のファミリー向けに、そんないかがわしいシーンを流すなんて…。
(まあ今回は、そのものずばりなシーンはなかったですが)
ベニーの援助により脱出を試みるも失敗し、別の場所に監禁される二人。本拠地であるためか、こちらの建物の方が豪華です。
やっぱり美しい人を監禁するのには、それなりの場所の方がいいですよね!
(白石が監禁好きと思われたらどーしましょ……事実ですが…)
根っからのお喋りなのか親切なのか、今までの経緯を全部語ってくれる全満徳さん。そのうえで満徳さんは黒男さんを一族として迎え入れようとスカウトします。
しかし頭の腐った白石には、血の絆をダシに美しい人を侍らせようとするエロオヤジの陰謀にしか見えません。
(どーでもいいですが、床に直接座り椅子にもたれるって絵って、なんかいかがわしくありません?
脅迫者の前に肩を落とし床に直接座る黒男さんのカットにあせったり。萌えポイントが人様と違うという事は自覚しています)
ここまで大人しく満徳の言葉を聞いていた黒男さんですが、反撃開始。
マイクロフィルムの情報---組織の顧客リストはすでに秘密ではない事を伝え、紅蜥蜴が影三と連花の娘である事を指摘します。それを聞いてブチ切れるベニー。
…彼女も思うところいろいろあったんでしょうね…。
ところでピノコの流した情報を受け取った医師の面々に。
手塚医師がいるのは当然として、バート院長がいてもいいです。このみさんがいてもいいです。
…西川医師が情報を受け取るなら、白拍子医師でもいいじゃないですか…。
組織の混乱のスキをついて脱出する二人。その際黒男さんは足を負傷し、切断の危機に見舞われます。
父親の遺体を使い、自分で手術しようとするも、途中で力尽きかけます。
…なんでそこでこのみさんが現れるのでしょうか…。
(…旦那ほっといて大丈夫かオイ…)
父親を黒男さんは日本ではなくマカオに葬ります。
もしかしたらマカオで以後暮らしていく連花・小連親娘のためかもしれませんが、自分の母親のために遺骨を日本へ引き取る原作の黒男さんも、自分なりに父親と和解しようとしている姿が好きだったのですが。
(年をとると、墓地やどこに葬られるかに、それなりの考えがある事もわかってくるのですよ)
空港にて日本に帰る黒男さんたち。
原作でも(たとえ黒男さん自身は気付かなかったかもしれないけれど)黒男さんの身内が狙撃されます。アニメでも異母妹のベニーが狙撃されますが。
…黒男さん、なんでそこで狙撃されたベニーを「赤の他人」って言っちゃうの?
原作と違ってお互い面識もあり、身内という事実を知っているのに。
(ここで事実を言うと、暗殺者紅蜥蜴の事もばれるから、あえて他人と言った…とか?)
しかし好みもあるかもしれませんが。
…ベニー、お嬢様っぽい服装はあまり似合わないんじゃ…。
北欧編とニューヨーク編の服装は似合っていたのに…。
ところでワタクシ、重度の辰巳ジャック病である事を自覚していますが…今回幻覚を見るレベルまで病状が進んでいる事を知りました…。
黒男さんが静かにベニーを横たえ、立ち上がったシーン、このみさんの後に立つ男女。
…男性が辰巳テンテーに見えました…。
しかしその人は辰巳久秀氏では決してあり得ないのです。
なぜなら辰巳テンテーなら、相手が誰であろうとも、黒男さん以外の人といちゃつく事はないからです。ええ(断言)
次回はまさかと思っていたおぼっちゃまの再登場。
浮気者と言われてもいい。
「再登場おめでとう白拍子タン!!!!!」
おぼっちゃまによる黒男さんお姫様抱っこシーンをやってくれ、なんて大それた望みは言いません(ホントはあったらいいな〜と思っている)
二人による医学的見地を述べ合うシーンくらいは期待してもいいですよね…?
(黒男さんもあんまりおぼっちゃまをおちょくらないでください…)
投稿者 singer-cat : 2006年08月17日 23:55