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2006年06月26日

ある腐女子の驚き

先週の予告で内容とタイトルを見て、予想つかないなー、どんな内容になるのだろうか、と期待しながら見たら、冒頭にてタイトルと原題が流れるカットにて。

「ある老婆の思い出」

…好きな物語ベストxに入れる人も多い原作が、どーしてノワールプロジェクトがらみのみすてりぃ、とゆーか、さすぺんすになるのでしょーか。
(まー、考えてみれば、舞台がNYの病院で、妊婦さんが危険な状態になって、そこを間さんが助けて、んでその後看護婦さんが赤ちゃんを育てる、という流れは変わっていないか。
…そーゆー問題ではありませんね。ハイ)

今回は間夫妻の若かりし頃を知る老婦人キャサリンが登場しますが、彼女が当時を回想しながら黒男さんに語りかけるシーンにて
「影三はあなたを愛していますよ…おそらく今も…」
って、これだけは黒男さんに言ってはいけない事でしょう。
多分彼女は、その後の影三さんを知らないから、彼が妻のみおさんと黒男さんにどれだけひどい事をしたのか知らないからだと思いますが。そうですよね手塚監督?

みおさんが人として酷い状態で、まだ身体の不自由な息子を残して死んだ事や、幼い黒男さんが絶望的な状態からそれこそ歯をくいしばって立ち直った事は誰にも消せない事実であり、そんな黒男さんを支えたもののひとつに
「自分たちを見捨てた父親への憎しみ」
というものが間違いなくあったはず。それなのに実はお父さんはあなたの事を愛してましたよ、と言われたら、

「あの時自分を支えた憎しみの意味は? 何も、誰をも呪う事なく、一人で静かに死んだ母親の悲しみは、誰が償ってくれるのか?」

という疑問(憤りでもいい)をぶつけたくなると思います。
(それだから原作の「父親の死、そして黒男さんなりの受容と和解」は秀逸だと思います。何も望まず、ただ父親の遺骨だけを引き取って帰国する黒男さんは、なにを考えながら機上の人となったのだろうか、と、一読者なりに想像します)
(内緒話。アニメでおとーさんがらみをやらないうちに、こっそりとサイトで「黒男さんの父親の死」がらみの辰巳先生ネタをやりたいッス…発表するアテのないネタパート2?)

いつもながらのとりとめのない感想ですが、次回への一言。
ユリさんライフル構えてます。原作でもおしとやかな外見の割にはモーターボートを運転したりとアクティブな彼女ですが、アニメでもその行動力は変わっていないようです。
んでキリコもライフルを持ったりして、来週ちょっと物騒じゃね? と、一視聴者なりにハラハラしています。

投稿者 singer-cat : 2006年06月26日 23:55

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