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2010年05月11日

腐海の底から.05.11

書いている本人が楽しんでいるので続いている「腐海の底から」シリーズです。
(読む人にとって
「この記事が手塚関連かどうか」
とか、
「面白いかどうか」
なんて知ったこっちゃありませんので念のため)

買ったままで長い間、いわゆる「積ん読」状態であった本を読んでみようと思ったのですよ。
今回段ボールの底から引っ張り出して読んだのは、

「人体再生」
立花隆 中央公論新社 2000年6月10日初版発行

でした。
ちなみに読み終えたので、他の本と共にすみやかにブックオフに持っていく予定。

「失われた体の一部や皮膚・臓器を患者自身の組織片から再生復元する、驚異の医学が目前に迫る」
と紹介帯にはあります。
万年金欠病の白石がこの本を購入した理由は、「本間血腫」に出てきた人工心臓が可能なのかどうかどうかを知りたかったから、だと思われます。
(2010年時点の専門家から見れば少々古くさい本かもしれませんが、素人が読む本としては充分役に立つ本だったのです)

内容は移植に関わる医師の方や、必要とされる機能を持った素材の研究に関わる方へのインタビューで、素人ながら面白く読めました。

その中でも面白かったのが素材屋さん(工学部繊維科学出身の方)のお話で、

「ずっと昔、人工食道をやりたいという先生から、
『蠕動運動が出来るもの』
と注文されて、
『そんなモノは、先生、とうてい無理ですよ』
と断りましたけど」
(P84より)

普通の読者だったら「こんなやりとりもあったんだね」で終わりますが、なにしろ読んでいるのが頭の腐りきった素人の腐女子ですから、妄想が炸裂するのですよ。

たとえば…。

天然無邪気の医師(性別・受)が、
「素材屋さんは何でも作れるよね?! 蠕動運動ができる素材だって作れるよね?!」
と、目をキラキラさせながら素材屋氏に問いかけ、言われた方は
「…現在の技術では無理です…」
と、涙目で答えるとか。
(ちなみに「蠕動運動」とは、
「消化管などの臓器の収縮運動のことで、内容物を移動させる役割をしている」
---ウィキより---
ので、これを現在の工学技術で作るのはおそらく無理だと素人は考えます)

投稿者 singer-cat : 2010年05月11日 23:34

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