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2009年08月02日

生存記.08.02

日記の記事が少なくなってきたので、生存証明のような記事を。

ここ数日、現在進行形で腐海である自室を少しずつ片づけています。
紙袋に小説やら新書やらマンガ本をつめてブックオフに通い(それでもまだ捨てる決心がつかない本が大量に残ってのは何故だ)、定期購読中で年月の経った雑誌をまとめています。

そして今日は昔観た映画のパンフレットをまとめたのですが、まとめているうちに
「これは良い映画だったよな…」
「これはボロ泣きしながら観たよな…」
と思える映画のパンフは、まだ捨てる決心がつかなくて、そっと脇にのけたりします。

例を挙げると…。

「レッド・バイオリン」
1999年5月に上映
一つのバイオリンが長い年月をかけて様々な人の所有物となって旅していくのを5つの章で描いているのですが、一番泣けたのが上海の章。

文革吹き荒れる時代で、「西洋のモノ=悪」とされた時代、音楽家であった母の形見のバイオリンをどうしても壊す事が出来ない共産党の女性党幹部。
バイオリンを手にしていたところを弟に見つかり、
「それは西洋の物だから、悪い物なんだよね?」
と問われ、西洋の物の全てが悪いんじゃないんだよ、と言いながらためらいがちに弾くシーン。

観た当時はこのシーンでボロ泣きしました。

「ライフ・イズ・ビューティフル」
1998年上映 イタリア映画。

第二次世界大戦中、イタリアでユダヤ人として収容された父親が、一緒に収容された息子を生き延びさせるために、
「これはゲームで、優勝したら賞品として戦車がもらえるよ」
と、嘘をつき続ける。

見終わった直後はそうでもなかったけど、劇場を出てから
「…あのおとーさんはこの後すぐに銃殺されるのをわかっていながら、それでも子供の前では笑っていたんだよね…」
と、あとからジワジワきます。

「海の上のピアニスト」
1999年上映。アメリカ=イタリア作

大西洋を航行する船の上で生まれ、一度も船を下りたことがないピアニストの伝説。

イタリア映画では有名なトルナトーレ監督の作品。
あまり詳しくはないのですが、この監督って「失われた物への郷愁・哀愁」などを描くのが綺麗だよな、と思いながら観ました。

個人的にはトルナトーレ監督の「明日を夢見て」もお薦め。

ここは何のサイトだ、というのは、本人もちょっとはわかっているハズです。多分。

投稿者 singer-cat : 2009年08月02日 23:39

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