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2008年06月13日
「MW」あれこれ.06.13
手塚ファンサイトを始めとするネット上などにおいて論議を呼んでいる「MW」映画化ですが、多少原作を無視してもいいから作品として面白いものを作ってもらいたいな、と個人的には思っています。
原作付の映画やドラマを見る時って、ファンの人は
「私の好きなあのキャラクターがどう動くか、私の好きなあのエピソードはちゃんとあるのか」
を期待と不安の入り交じった気持ちで見ると思いますが、その前に
「これから見る作品は面白いものかどうか」
という、原作未読の人と同じ視聴者の一人としての視線もきっとあると思うのですよ。
作品がつまらなかったら文句のひとつやふたつ言いたくなるでしょうし、劇場まで足を運んでお金を払ってまで見た作品だったら
「金返せ!」
とブチ切れる権利もあると思います。
原作と多少違う点はあるにせよ、映画版「どろろ」は原作未読の人にも受けたので成功した作品だと私は思いますし、隆大介氏演じる実写版「ブラックジャック」も面白かったし、実際私の周り(同人作家さんが発行した同人誌のトークやペーパー等で見ただけですが)でも高い評価を受けています。
(ちなみに本木雅弘氏主演のテレビドラマ版BJも、あれはあれで面白かったと思っています。また新作が放映されたら嬉しいんだけどな)
腐女子としては、結城と賀来の同性愛的関係が完全に無いものとして描かれるのは肩すかしをくらったよーな気になりますが…。
直接描かなくても、それっぽく匂わせるだけでも腐女子は満足するのにな…。
でもヤフーなどで解説を読むと、ドラマ化の計画はあったけどサリン事件等の影響により実現しなかった、とあると、この作品の映像化までの歴史の長さを思うと、ちょっとだけ感慨深くなったり。
おまけ
実写映画「どろろ」公開当時、ネット上にて作品に対するちょっと辛口な批評を目にした事があります。
その批評文を読んだ白石の感想。
新宿の劇場まで足を運び、5千円くらいの決して安くはない入場料を払い、制作者の自己満足的で原作や原作ファンに対して何の思い入れもない作品を観た事、あります?
終演後、あまりのとんでもなさに拍手もせずに固まっていると、白石の隣のお嬢さん達三人も手塚ファンであったらしく、白石と同じように硬い表情をして舞台を睨み付けていたという経験、あります?
と、ひそかに思っていました。
(逆に言えば、あの経験があるからこそマンガ原作のドラマ化に対して寛容さが増したと言えるかもしれません)
投稿者 singer-cat : 2008年06月13日 22:05