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2008年04月06日

リメイクって難しいね

哀しいときー。

現物を読まなければなかよしにて始まったリメイク版「リボンの騎士」について書けない、と思い、購入を決意し、スーパーまでチャリを飛ばす。
(文化果つる地ゆえ、近所に本屋がない…)
レジ袋を断り、会計をすませて現物をマイバックに詰めていたところ。

……知り合いに鉢合わせしました…。

「えー、アンタ『なかよし』なんか買ってんの? 頭大丈夫?」

………。
……。
…。

我が神! 我が神! ありがとうございます!
白石のケチな考察ネタにもささやかな笑いのネタを添えようと、このような自爆フラグを準備してくださったのですね!

白石さんのプライドを捨てたネタを交えての「リボンの騎士」考察、はっじまるよー!
(ヤケだよ! ああそうさ!)

「リボンの騎士」考察、と銘打ってみましたが、白石自身は

1.昭和後半の再放送を何度かテレビで見た
2.1998年 銀座セゾン劇場にて上演された「リボンの騎士〜鷲尾高校演劇部奮闘記」を一度だけ観た。
3.2001年 東京芸術劇場で上演された「リボンの騎士〜少女薔薇の英雄伝説」を一度だけ観た。
4.2002年 新宿文化センターで上演された「リボンの騎士」を一度だけ観た。
5.「手塚マガジン」にて連載された「リボンの騎士」を何回かだけ読んだ。
(上演年についてはWikipediaを参考にしています)

以上で得た知識しかありません。いろいろ至らない点はあると思いますが、そこは素人の考察という事でご容赦願います。

2001年、2002年に上演された「リボンの騎士」は、原作を舞台の上で忠実に再現するタイプの劇でした。
原作付の劇、という点ではやや異色だったのが1998年に上演された「リボンの騎士〜鷲尾高校演劇部奮闘記」。

原作から離れ、舞台は現代の高校。
演劇部のメンバーが「リボンの騎士」を上演する事になり、劇を練習している現実世界と、劇中劇である「リボンの騎士」の世界が交差する。

…チラシ読んだ時は「なんだこりゃ」って正直思いました。
でも実際に観てみると、確かにこれも「リボンの騎士」だよね、って思えるんですよ。

劇中劇に登場する「リボンの騎士」の登場人物は主人公の少女にとっては想像上だけの存在ではなく、実際に生きている存在となっています。
それは、むかし手塚治虫のアシスタントをしていた彼女の母親が、彼らを大好きだったから。
母親にとっては、彼らは紙の上だけではなく、本当に生きている存在だったから。
そして主人公にとってもまた、彼らは生きている存在であり、彼らの物語が大勢の読者に読み継がれる事によって、彼らは生きつつけていくのだから。

…ベタだ陳腐だのなんだのと言われようとも、手塚治虫の「リボンの騎士」が好きな人にとってはちょっと嬉しくなるだろうな、と思ったセリフでした。

演劇などについては無知な白石ですが、この劇は成功したのではないか、と個人的には思います。

いま話題になっているリメイク版「リボンの騎士」ですが、白石は少女漫画には無知ですし、連載が始まったばかりなのでなんとも言えませんが。

…これ、オリジナルと言ったほうが問題にならなかったんじゃないでしょうか?

腐女子視点でのおまけ
昭和アトムを見ていた白石にとって平成にリメイクされた平成版アトムは充分おもしろかったのですが、いっこだけ不満。

「アトラスが成長しなぁぁいいい!!」

自分を作った主人をロボットでありながら裏切ってただ一人心を許す恋人とともに脱走し、自分の身体を自分自身で改造し、アトムに執着してあれこれがんばる身体は大人、精神お子様、のギャップに萌えたんだけどなー、と同人で知り合った方に力説しまくったら

「だって奴は服装が変でしたよ白石さん」

と一蹴されました。

…萌えもリメイクも難しいね…。
(性格が少々歪んだキャラが好きらしい。
……アタシ、なんで辰巳テンテーが好きなんだろ…?)

投稿者 singer-cat : 2008年04月06日 23:55

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