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2007年10月03日
読書感想10.03
買ったままでずっとほったらかしにしておいた「鬼女の都」(菅浩江著)を先日読み終わりました。
京都を舞台にしたミステリーで、「都にこだわるがために、人が死ぬ事もあるんだよ」という粗筋なのですがおもしろかったです。
これを読んであの方々が思うであろう感想。
黒男さん
「京都か。子供の時よく行ったし、仕事でも行くけれどこんな風に感じる事はなかったな。こんな見方もすればおもしろいな」
(ゲームの黒男関西出身説とすれば、京都は割と身近? ところで関西地方の人だと、京都にはどれくらいの頻度で行くんでしょ?)
手塚先生
「京都を舞台にするとこんな小説になるのか〜。だったら大阪を舞台にしたらこんな展開で…」
(アニメだと黒男さんの家から近い関東っぽいけれど、手塚先生が大阪出身なのでこう思ったらおもしろいかな、と)
辰巳テンテー
「…京都って恐いねぇ…」
(私としてはVシネマ版の東京出身設定をイチオシします)
菅さんの小説はまだ全部読んでいないのですが、「五人姉妹」(ハヤカワ)に収録されている短編「秋祭り」が個人的に好きです。
さほど長い話ではないので、どこかで目にしたら是非一読してください。
つぶやき
裏表紙とかにあらすじ紹介ってあるじゃないですか。「鬼女の都」も
「京都ものの小説で愛読者を持つ藤原花奈女(ふじわらかなめ)が謎の言葉を遺して云々…」
ってあるから、女流作家が何かする小説か〜、と思ったんですよ。
読んでみたら…
「彼女たちの多くは、気に入った漫画やアニメーションのキャラクターを使って自由奔放に遊ぶ。元の商業作品では描かれなかったシーンを小説に仕立てたり、主人公たちのほのぼのとした日常を創作して漫画を描いたりするのだ」
…………。
………。
まさか同人作家が主人公だとは思いませんでしたよ…。
(腐女子がらみの報道・書籍等を見ると、妙にいたたまれなくなります…)
投稿者 singer-cat : 2007年10月03日 23:11